具合が悪いの?病気かな?と思ったらの対処法

猫も具合が悪くなる時が当然あります。そんな時に慌てずに対応出来る様に、日頃から猫の様子を観察したり、かかりつけ医を探しておくのは飼い主の大切な役目となります。

日頃、猫のどんな様子に注意をして観察しておけば良いかまた、かかりつけ医の探し方やどんな病気があるかざっと簡単ですが、ご紹介致します。

先ず、日頃の猫の様子についてですが、猫は1日の大半を寝て過ごしますが、ご飯も食べずに寝ていたり、水も飲まず、トイレもせずに寝ているとなったら、具合が悪いかな?と疑っても良いでしょう。

また、逆に必要以上に水をがぶ飲みしていたり、トイレの回数や尿の量が多かったり、落ち着きがなくトイレを行ったり来たりなんて言うのも、異常ありのサインですね。

そもそも、猫は具合の悪い事を隠す動物です。野生の名残で具合が悪い事を敵に知られて生命の危機にさらされない様にするとも言われています。

日頃の小さな変化に気付ける様にしたいものです。明らかに具合が悪い状態だと分かる頃には、かなり病気の進行が進み、手遅れになってしまったとならないようにしましょう。

また、病気だけではなくて、猫は好奇心旺盛な動物ですので、万が一の事故による怪我などの応急処置や対応の心構えも出来ていると安心ですよ。

緊急の時の大切な心構えとしては、病院に連れて行く前の処置なので、傷口などはむやみに触らず、また自己判断で薬も使わない方が賢明です。また、食事なども無理に取らさずに、第一に冷静になりましょう。

また、こう言う不測の事態や病気を未然に防ぐ為にも、かかりつけ医を事前に探しておきましょう。先ずはワクチン接種や健康診断などを受けさせて、主治医と相性を見極めておくのも大切です。

今はネットなどでも事前に様子が分かりますので、院長の経歴や治療方針、院内の雰囲気や設備などまた診察料金など、気になる事があればチェックしておきましょう。

そして、実際に訪れた印象として、動物への接し方や、飼い主への説明が納得いくものであるか、薬を無駄に出さないか、清潔な設備であるか、また時間外診療の場合の他の病院への案内や対応の説明なども大切な要素となります。

納得がいかない場合は動物の世界であっても、セカンドオピニオンを求める事もあって良いでしょう。疑問を持ちつつ自分の大切な家族であるペットを診てもらうのは不安が募るだけです。

そして、猫がかかりやすい病気についてですが、感染症として猫エイズや猫白血病、そして風邪の様な症状が出る感染症も多岐にわたります。

また、膀胱炎や尿結石なども猫に多い病気です。そして、腎不全や心筋症など、また関節炎、歯周病も良く聞かれます。重篤な病気の種類も多く、癌や糖尿病や甲状腺機能の障害などもまれに聞きます。

これらの病気は素人が事前に判断する事は難しいので、この様な病気にかかりやすい、またその病気になった時の出やすいと言われる特徴ある症状などを知っておくのが良いかと思います。

そして、何よりも、予防と言われる方法をきちんと知り、日頃から実践出来ると良いですね。感染症などは多頭飼いから集団感染しやすいですし、肥満なども病気に繋がりやすく、季節の変わり目や温度差などにも注意して下さいね。

猫にとっても人間にとっても同じ事が言えると思いますが、ストレスの無い環境作りがもっとも大切だとも言えますね。快適で清潔な環境と飼い主さんとの適度のコミュニケーションは猫のストレスを軽減しますので、一番の予防策になるのではないでしょうか!