猫には必要なの?お風呂と歯磨きの意味と方法

猫にとって、お風呂と歯磨きは必要なのか?考えてみましょう!まずは、お風呂ですが、元々猫の祖先は砂漠で暮らしていた動物なので、水が嫌いと言うのが定説ですね。中にはお風呂が大好きな猫も居るようですが、だいたいの猫はお風呂を嫌がるようです。

そもそも、猫は自ら毛繕いをしますし、お風呂に入れなくても全く問題なく綺麗な状態を保持できます。被毛自体にあまり油分を含まず、身体は汗をかきませんし、濡れると乾きにくい為に必要以上にお風呂に入れる方が猫にとってはストレスと感じて良くないようです。

それでも、汚れてしまった、お風呂に入れたいと思うなら、年に1~2回ほどで十分だと思ってあげて下さい。その時は猫専用のシャンプーを使いましょう。人間用は油分を取り過ぎてしまうので、猫には向きません。

また、お風呂上りにはしっかりとタオルドライして出来ればドライヤーで乾かしてあげましょう。その後は温かい部屋で十分な自然乾燥が必要です。なにせ、乾きづらいので!

次に、歯磨きの必要性ですが、猫は虫歯より歯周病になりやすいと言われています。3歳以上の猫のほぼ8割が歯周病になっていると言われています。

猫に歯磨きなんて!と思いますが、口腔ケアは人間同様に、病気予防や長寿に繋がる大事なことなのです。歯周病になると全身の老化を加速させたり、病気の発症に繋がりやすいと言われているんですよ。

最悪、歯を悪くしてしまい、歯石取りや抜歯となると、全身麻酔が必要となる為に猫の体にかかる負担はかなり大きな物になってしまいます。出来れば日頃のケアを欠かさず、この様な治療がないようにしたいですね。

猫は元々、餌を丸飲みしてしまうので、実は歯が無くても餌を食べられるそうなのですが、歯が無いのはどうにもこうにも可哀そうですし、やはり飼い主の努力は必要ですね。

ではどの様にして行うのが良いのかと言いますと、やはり子猫時代から慣らすのがベストですが、成猫からでも出来る方法もあるので、ぜひトライしてみて下さいね。

先ず一番大事な事はリラックスして無理せず焦らず、慌てずに飼い主が対応してあげて下さいね。上手く出来たらご褒美なども用意しておくと、習慣になって猫も遊びの延長戦の様に思い自然とやらせてくれるようになりますよ。

理想はやはり歯ブラシを使い磨く事です。人間の子供用の歯ブラシを使うと良いですね。出来れば、週に1~2日のペースでケア出来ればベストです。猫が喜ぶ様な、チキン味のペーストなども売られているようですし、猫の好きな味のスープを少し歯ブラシにつけて行うなど工夫してみて下さいね。

しかし、これはあくまでも理想で、なかなかすんなりとやらせて貰えない上に、つい忘れてしまったり、面倒になってしまう事も多いとかと思います。ここは飼い主さんの努力しかないですね。

また、歯ブラシ以外にも湿らせたガーゼを使って歯を拭いたりする事や歯垢や歯石予防効果のあるフードなども販売されていますので、フード選びにも気を使ってあげましょう。

しかし、一番大切な事はこれらの事に神経質になるばかり、無理強いして猫のストレスになったり、飼い主を見ただけで、逃げ出すなんて事のないようにしたいですよね。

一番は飼い主さんとの信頼関係と楽しい生活の為ですから、普段から、口の周りや口の中、歯などを触らせて貰える様にコミュニケーションを取ってあげて下さいね。