猫をうっとりさせる、マッサージテクニックとは?

猫にマッサージなんて贅沢!と思うかもしれませんが、マッサージをしてあげると言う、与える事だけに視点をおかず、猫に触る事で癒されるエネルギーを感じましょう。

この様なエネルギーの交換により、猫と飼い主の信頼関係が生まれ、より一層お互いが無くてはならない存在になり、強い絆を得られる事になります。

信頼関係は元より、健康の維持向上にも大いに役立つ事でしょう。マイペースで知られる猫ですが、実は飼い主の様子をじっと観察しているのです。

あなたが、疲れていたり、落ち込んでいたりすると、そっと傍に寄り添い、優しく舐めてくれる事もあるでしょう。猫なりのマッサージのお返しかもしれません。

そんな素敵な信頼関係を築き、猫ともっと仲良くなる為に、猫がうっとりする様なマッサージテクニックを身につけたいと思いませんか?

猫にマッサージをする際の注意点やテクニックをご紹介します。ぜひ、今日から実践してみましょう。エネルギーの交換は最強ですよ!

まずは、猫の骨格を知りましょう。概ね人間と同じですが、大きく異なる部分と言えば、4本足歩行なので足の位置が違う事と、肩甲骨が人間は背中にありますが、猫は体の側面にある事です。

また、筋肉の位置やツボの位置なども理解しながらマッサージをする事で効果をあげる事ができます。また経絡にそってマッサージをする事も大切です。

私達が良く使う「元気」「活気」などの言葉から来ている「気」は、東洋医学では生き物の体全体に流れていると言われ、その通り道の事を経絡と言います。

経絡は体全体に、はりめぐらされています。その経絡の中に血管や神経が集中している部分を「ツボ」と言います。経絡とツボを意識しながらマッサージすると良いでしょう。

先ずは、経絡に沿ってマッサージをしてみましょう。ピンポイントのツボを探すより簡単に出来るので、初めてでも気軽に行えます。猫の不調別に3つの経絡マッサージを紹介しましょう。

咳をしたり、呼吸が苦しそうな時は、肺の経絡をマッサージしましょう。猫の前足の内側の指を軽く引っ張ってあげましょう。呼吸器強化してくれ、症状を和らげてくれます。

食欲が無い時や嘔吐など、胃腸の具合が悪いと思った時は、胃の経絡をマッサージします。猫を仰向けにして、後ろ足の外側部分、膝のすぐ下あたりをなで下ろす様にマッサージします。消化器の強化に繋がります。

泌尿器系の不調の場合は膀胱の経絡をマッサージしましょう。猫の背中から後ろ足の部分を中心に撫でおろしながらマッサージします。目の病気にも効果があると言われています。

他にも沢山の経絡がありますが、前足、お腹、背中、後ろ足を触れた時の猫の様子をしっかり観察します。痛がっていないか、嫌がっていないか、どこを触れた時にうっとりしていたか、飼い主が見極めて、猫が気持ち良く触らせてくれる部分を重点的にマッサージしてあげましょう。

猫が触られる事に慣れてきたら、次は少し入念にマッサージします。骨の部分を避けて、骨に沿って円を描く様なマッサージやツボを押す様な指圧のマッサージを行います。

また皮膚を持ち上げたり、軽くさする様なマッサージも効果的です。しかし、猫が嫌がる部分も心得ておきましょう。尻尾の付け根やお尻の部分は敏感なので様子を見ながら優しく触って下さい。

刺激が強すぎると、引っ掻かれたり、咬みつかれたりする危険もあります。また、猫がとても喜ぶ部分は頭や顎の下、指と指の間なども気持ちが良いと感じる部分です。

手順や方法については特別な知識は持たずとも、先ずは猫に優しく触れてあげて下さい。徐々に猫が気持ち良く感じてくれる場所が分かるはずです。