美しい猫の目の色に隠されたその秘密に迫ろう

猫の目には不思議な魅力が宿っている様に感じませんか?瞳孔が大きくなったり、小さくなったりするなど、理由は一つでは語られないでしょう。

暗闇の中でも、良く目が見える事など、猫の目の不思議はそれ以外にも実はまだまだ沢山の驚くべき能力と秘密が隠されているのです。

猫の視野は実は、280度もあるのはご存知ですか?人間が約210度と言われているので、猫は斜め後ろの存在もお見通しなのですね。

また、動体視力や光の感度も抜群なのが猫の目の特徴です。暗闇でも感知しやすく、人間の目から動いて見える物も、コマ送りの様に見えている可能性があります。

また、人間が見えない紫外線も猫は見えていると言います。紫外線を感知できる動物は鳥や昆虫などにも多く、猫もその可能性が高いそうです。

こんなに優秀な猫の目が私達を魅了するのは何故でしょうか?それは、単純にその見た目にもあるのではないでしょうか?

猫の目の色は、様々な種類が存在します。今回は猫の目の能力と共にこの目の色に注目してみたいと思います。

生まれた時は皆、実は同じ色をしています。生まれたばかりの子猫は実はキトンブルーと言って全ての子猫が青い目をしています。

猫の目の色は、中央の瞳孔の部分では無く、その周りの虹彩に様々な色合いが見てとれます。この虹彩の色を決定するのが、メラニン色素の量と言われています。

子猫の内はこのメラニン色素が少なく、成長と共にメラニン色素の沈着が起き、目の色が決定します。だいたい、生後3ヵ月から4ヵ月ほどで目の色が決定するので、その変化をぜひ観察してみるのも面白いでしょう。

子猫の内は青い目でも一体どんな色に変化していくか想像しただけでも面白いですね。では、猫の目のカラーは何種類位存在するのでしょうか?

メラニン色素の量が少ない順にそのカラーを紹介してみましょう。サファイアブルー、ブルー、アクア、グリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパーの9種類です。まるで、宝石の様な色の種類ですね。

当然、目のメラニン色素が少なければ、被毛にも影響してきそうですが、実は被毛が白い猫は青い目の猫が多いのです。人間でも色白の人などは、目の色が薄い人が多いのも同じ原理なのではないでしょうか?

また、人間で言えば、地域によって目の色が違う事がありますね。白人は目の色がブルーだったりするのも、メラニン色素が影響している事が分かります。

猫も地域によって目の色が分かるのではないでしょうか?当然、日光の影響を受けにくい寒い地域の猫は日光を取り入れやすい薄い色であったり、日光の影響が強い地域では、目の色が濃くなる傾向があります。

また、人間の世界で研究されているのですが、目の色によって性格が違うと言うのです。茶色の目の子供は物怖じしないタイプが多く、青い目の子供は引っ込み思案が多いと言うのです。これを猫に当てはめてみても通用するかもしれませんね。

この考えは、目の色がメラニン色素の量で決まる事から、メラニン色素の沈着を助けるホルモンが脳に影響していると言うのです。

脳に影響をするのであれば、当然性格を左右するのではないかと言う説に導かれる訳ですが、あくまでも一例であるので、やんちゃな青い目の猫も、大人しい茶色の目の猫もいるでしょうね。

また猫の目の中で、左右違う目の色をした猫も存在します。白い猫に多く、片目が青、片目が黄色などの猫をオッドアイと呼びます。

また、もっと稀な色合いでは、片目の中に、色が2色ある猫がいます。ダイクロイックアイと呼ばれて大変珍しい様です。これらは遺伝的要素が大きく、生まれつきであるようです。あなたの猫の目の色は何色ですか?