猫の体のケアをしながら健康チェックをしてみよう!

猫の体のケアは飼い主の大切な役目でもあります。人間と一緒に暮らす事を選ばざる負えない猫の為の最低限のマナーとなります。

野生で暮らす猫にとっては、問答無用な体のケアになるかもしれません。しかし、飼い猫なら仕方ない事が幾つかあります。

猫にとっては、少し苦痛な体のケアは飼い主が愛猫の健康をチェック出来る方法なので、ぜひ覚えて子猫時代から抵抗のない様に習慣づけしましょう。

猫に必要なケアは、シャンプーやブラッシング等の他に、爪切りや耳や目、歯などの細かいケアが必要です。

若い猫の内は、自分で行う範囲でキレイに保つ事が出来ますが、だんだん歳をとると、人間同様にケアが難しくなります。

飼い猫の場合、歳をとってからでは人間にケアをされる事がストレスになりますので、ぜひ若い内から慣れさせておく事が必要です。

では、代表的なこれだけは慣れさせておきたいケアを3つご紹介しましょう!ケアを行う時はなるべく、猫がリラックスしていて、ご機嫌な時を狙いましょう。

ケアその1、爪のケアです。猫の爪は大変鋭く、人間や同居猫、大切な家具やカーテン、カーペットへの被害などが深刻になる場合があります。

爪は猫にとって大事な部分でもありますので、猫にも人間にも適切である様に気を配りましょう。猫が安心する姿勢で爪切りします。

飼い主の膝の上に乗せて、後から抱え込む様にして座らせます。指先を軽くつまむと爪が出ますので、深爪しない様に爪の先を切ります。

爪の中には血管が通っていますので、血管の部分を切らない様に気を付けます。透けて見えるピンク色の部分が血管です。白い部分であれば切っても痛みが無く安全です。

高齢になると、爪の伸びすぎは肉球に刺さるなど、危険な事もあります。若い頃から慣れさせておくと、案外スムーズに切らせてくれます。

ケアその2、耳のケア。健康で若い猫は耳が汚れる事はほとんどありません。しかし、耳ダニなどが寄生する事もありますので、注意が必要です。

猫の耳は入口の部分がとても複雑になっていますので、見える部分だけを手入れするように心がけて下さい。深入りは厳禁です!

耳をめくって汚れが無いかチェックします。乾燥した様な黒い汚れがあると、耳ダニがいる可能性があります。あまりにひどい汚れの場合は一度病院で診察を受けましょう。

通常は乾いた綺麗な布で、拭き取ります。綿棒などを使う場合は汚れを奥に押し込まない様に注意しなければなりません。

洗浄液や専用のクリーナーなどもあるので、症状によっては使用してみるのも良いでしょう。しかし、つい夢中になり過ぎるのが耳掃除ですので、気を付けましょう。

ケアその3、目のケア。目のケアも猫は自身で顔を洗いますので、人間はあくまでフォローのケアを心がけます。目やにや涙をそのままにしておくと、目の周りが荒れて、炎症を起こします。

また、既に何かしらの病気にかかっていて目やにや涙がひどくなっている可能性もあります。小まめにチェックする事で、猫の体調を見極めましょう。

結膜炎が酷い場合は、クラミジア感染症と言う病気の疑いもあります。人にもうつる可能性がある感染症です。目の周りの汚れをふき取る事で予防にもなります。

また、ドライアイの様に目やにが乾いて目が開かない場合は人口涙液などの利用も必要になるかもしれません。猫の気をそらす様に声かけしながら一瞬で点眼出来る様にしましょう。

時間をかけて、手間取ってしまうと、猫の警戒心を強めるだけになってしまいます。これらの小まめな日頃のケアが猫の健康チェックになりますので、ぜひ飼い主が定期的に行ってあげて下さいね。