抱っこ嫌いを克服させたい!猫を思う存分抱っこする技とは

猫の肢体はとてもしなやかで、その被毛に限っては柔らかく触り心地が最高で、見た目の愛らしさからも、思わず抱きしめたくなる事、間違いありません!

けれど、そんな願いもさることながら、触られるのも苦手、抱っこも嫌い!なんて言う猫が実は結構沢山居るのです。猫の種類にもよりますが、大抵は社会性を身につける、生後間もない時期にいかに、色々な動物と関わりを持ったか、人間と接触をしたかによって変わってくるようです。

抱っこ嫌いの猫にとっては、その行為はストレスでしかないのですが、飼い主からすれば、そんな魅力ある猫を思う存分抱っこしてみたい!と思うのは当然であり、夢でもあるでしょう。

では、抱っこが苦手、嫌いな猫をどうやったら、抱っこ大好きまでとは言いませんが、抱っこ出来る猫に変える事が出来るでしょうか?

私の愛猫の場合は、生後2ヵ月で我が家にやって来た頃には既に、抱っこが嫌いでした。あまりに可愛いので、頬ずりするも、その顔を自分の手で押しのけるほど、スキンシップを拒否していました。

家族は強制的に押さえつけて無理やり抱っこをしていましたが、これはかなり乱暴なやり方ですね。最初は抵抗していましたが、あまりにも強制力が凄すぎて、最後は猫の方が根負けして、無理やり抱かれていました。

こんな、乱暴なやり方では猫の信頼も失いかねませんので、抱っこ強制は決してお勧め致しません。では、抱っこが嫌いな猫の言い分も聞いてみましょう。

まず、抱っこが嫌いな5つの理由を知りましょう。その1、以前無理やり抱っこされて嫌だったから。その2、抱っこされると不安定になるから。その3、抱っこする人から嫌いな臭いがするから。その4、抱っこすると何をされるか分からないから。その5、いきなり抱っこされてビックリしたから。などです。

これらの理由を知れば、猫じゃなくても抱っこされるのが不安になって、嫌になるのも当然な事でしょう。では、これらの理由を踏まえた上で抱っこの仕方を考えてみましょう。

まず、抱っこをする時は片手でお尻をしっかり支え込み、もう一方の手で前足を抱え込み、胸にピッタリとくっつけて安定させます。しっかりと安定させた抱っこであれば猫も安心してくれます。

また、嫌がる猫を無理やり抱っこするのは辞めましょう。猫がリラックスしている時やご機嫌が良さそうな時を見計らって猫主導で抱っこのタイミングを待ちましょう。

そして、猫を抱っこする時は、落ち着いた気持ちで静かに抱っこしてあげましょう。猫は大きな声や動作が大きい人を恐がる傾向がありますので、興奮しながら猫に接しない心構えも必要です。

さらに、猫は非常にニオイに敏感ですから、香水やタバコにも気を付けましょう。特に柑橘系のニオイは苦手なので、これらのニオイを漂わせていれば、近づくことさえ拒否されてしまいます。

そして、一番は抱っこをさせてもらえる様な関係作りですね。初対面でのいきなりの抱っこなどは禁物です。猫好きの人は猫を見ると興奮するので、かえって猫にとっては殺気だって見えたりするのです。

まずは、心を許しあえる関係性を築いてから、抱っこ出来るチャンスを伺いましょう。また、究極の方法としては、寒い部屋でひたすら猫が暖をとる為に寄って来てくれるのを待つ方法です。

この方法は、冬限定ですし、寒さに耐える必要性もあるので、これこそ忍耐が必要ですね。猫の方から寄って来てくれて、膝に乗ってくれても慌てずに、猫の自由にさせてあげましょう。抱っこも悪くないぞと思ってくれたら大成功ですね。

抱っこ嫌い克服はとにかく、時間が必要です。辛抱強く、取り組む気持ちで頑張りましょう!