猫も注射は苦手だけど、ワクチン接種の必要性を考える

猫も人間も注射って嫌ですよね。しかし、私が飼っていた猫はなぜか分かりませんが、注射を嫌がりませんでした。病院の先生に、太っていて痛さを感じないのでしょうか?と聞いてしまった位でした。先生は、痛いはずですよ。と言っていましたが、本当にいつもワクチンの接種の時は静かでお利口でした。

しかし、シニアの年代に差し掛かった頃、いつもの様にワクチン接種をさせた所、次の日に立てなくなって、痙攣を起こしてぐったりしてしまったのです。ワクチンを打った後はいつも、ぐったりとしていたのですが、今回はいつものぐったりとは明らかに違ったのです。

命の危険さえ感じてしまうほどでした。幸い、一日病院で預かってもらい様子をみてもらいましたが、何もなく回復したので、良かったのですが、それ以降恐くてワクチンを打つのを辞めました。

さて、動物のワクチンですが、皆さんはどの様にお考えですか?動物医療は特に猫に対してはまだまだ歴史が浅いらしくて、ワクチンを接種する事に対する考え方もまだまだ不安定な状況だと話す獣医師もいます。

ワクチンとはウィルスで起こる病気に対して特効薬が無い為に、弱毒化したウィルスを投与して、抗体を作り出して防ごうと言う考え方は人間と同じですが、果たして安全であるのでしょうか?

飼い主として一番、知っておいて欲しい事は、副作用も必ずあると言う事だと思います。ワクチン接種の義務は犬の狂犬病のみ法律で義務付けされているだけなので、他は全て飼い主の考え方次第となります。

ワクチンとは健康で元気な状態でないと打ってはいけない事を覚えておかないとなりません。一見、元気そうに見える動物でも、なにかしらの持病を抱えていた場合には、そのワクチンが原因で病気が活性化してしまい、死に至る事も最悪あるそうです。

しかし、ワクチンを打つのに健康診断をする飼い主はあまり居ないですし、病院でも、そんなに慎重にワクチンを考えている病院にも実際あまり出会った事はありません。普通に接種しに行けば何事もなく打たれるだけです。

この事から、ワクチンに対しては今の所、どういう判断が一番良いのか、分からないのが実状です。全ては飼い主の判断次第です。完全室内飼いであったり、多頭飼いであったり、外に出る可能性があったり、それによっても判断も変わってくると思います。

通常のマニュアル本では当然の様に接種を勧めてくるものですし、病院やペットホテルに預けるとなると、ワクチン接種が義務付けられている所がほとんどですし、悩ましい所です。

では、どうしたら良いのでしょうか?私はこう思います。先ずは、ワクチンについてちゃんと学んでみましょう!どんな種類があってどんな感染症を防げるのか?ワクチンの接種時期や金額、信頼ある獣医師ときちんと納得出来る話が出来るか否か?

これらの事を飼い主がちゃんと分かっているかどうかで、だいぶ違うと思います。全ては大事な命を預かる為にきちんと知っておいて欲しいと思います。

かくいう私も、勧められるがままにワクチン接種をして来ました。もちろん、元気な幼少時代は健康になんの問題も無く、このままずっと打ち続ける物だと理解して来ましたが、シニアになってからは様子が変わって来ました。

全ては、飼い主さんの選択にかかってきます。ぜひ、納得いく結論が出せるまで、よく考えて決めて下さいね。そして愛猫の健康を守ってあげてくださいね。