猫ってどの位賢いの?その知能を調べてみよう!

猫の知能指数は一体どのくらいのものがあるのでしょうか?猫に筆記テストをする訳にもいかないですし、そもそも猫と言う生き物を人間の考え方に当てはめて知能を測るとはどんなものでしょうか?

人間は社会性を持つ生き物に対して、猫は単独生活をする生き物です。その為に、つい人間の社会性ルールに乗っ取って、賢いか否か判断する場面が多い気がします。

同じ様に、群れ社会で生活する犬の行動の方が人間は共感しやすい為、犬は利口で、猫は自分勝手で我がままと言うレッテルを貼ってしまいがちではないでしょうか?

知能を測る様々な方法の中で、「脳化指数」と言うものがあります。体重に対する脳の重さを測り、値が高いほど知能が優れていると言う基準です。

実際に、測ってみると人間は0.89で犬は0.14、猫は0.12となります。よって人間は知能がとても高く、犬と猫はほぼ同レベルである事が分かります。

それ故、犬の方が賢いとは言えないのではないでしょうか?それぞれに、違った生き方のスタイルである為に比べるにはとても難しい事です。

猫は単独で狩りをします。全てを自己解決し処理出来る能力は逆にとても高い知能を持っていると考えてもおかしくありません。

犬は、群れで協力して行動する為に、リーダーに従う忠誠心や従順さは猫に優るものがあります。この事から比べて考える事自体が困難ですね。

最近では、我が家の猫がどれくらい賢いのか?それを測るI.Qテストなる物まで存在します。猫の行動を細かくチェックして点数化したもので判断します。

しかも、このテストはあくまでも、人間側のご都合によるものであるのが分かります。例えば、与えられた餌をなんでも喜んで食べる事が出来る。毎晩同じ場所で眠る。猫砂ではなく、人間のトイレで用を足す等など。

これってどういうテスト?と疑ってしまいそうになる内容のものばかりですね。猫の知能とは、年齢や育った環境、経験や元々の性格などなど、総合的な事から形成されると思います。

人間側の勝手な要望から、知能が高い低いと判断するには可哀そうですよね。しかし、飼い猫としての人生を選ばざる負えない猫達は往々にして、人間の望む行動を取れば、優遇される事も分かっているかもしれません。

実は、人間が操っている様に思わせて、猫に操られている可能性も無きにしも非ずです。人間の世界でも、今では皆が同じ様に出来る事が良いとされる時代です。

少しでも、違った行動が目立つと、個性ではなく、障害扱いされてしまう事もある時代です。猫にも人間にも個性を大事にして活かせる時代になって欲しいものです。

そして、更にその個性と能力を引き出して高めてあげる事が必要になるでしょう。猫の能力を高める方法を飼い主が身につける事が必要かもしれません。

その為には、猫の限りない好奇心を満たしてあげ、その好奇心を見せた場面では、思い切り褒めてあげましょう。好奇心とは素晴らしいと言う事を猫も学ぶでしょう。

そして、毎日猫と十分な遊びとお喋りを通してコミュニケーションをとりましょう。しっかりと愛情持って接する事で豊かな心を持った猫に育つでしょう。

そして、常に飼い主がご機嫌であって欲しいものです。周りに敏感に反応する猫は、飼い主のご機嫌を逆に伺っているかもしれません。

そして、良い事をしたら、褒めてあげ、悪い事をしたら、すぐ制してあげましょう。これには決してぶれてはなりません。罰ではなく優しさを与えましょう。

と、ここまで書いてきて気付くことはありませんか?まるで人間の子育てと同じ様ですね。猫も人間も変わらないと言う事。知能を上げると言う事は愛情を注ぐ事なのかもしれません。