猫って肉派?魚派?本当はどっちが好きなのか?

猫が好きなのは魚なのか肉なのか?どちらが本当は好きなのか、考えた事はありますか?日本の猫と外国の猫では好みはちがうのでしょうか?

日本ではどちらかと言うと、お魚が好きなイメージが強い様な気がしますがいかがでしょうか?好みは猫それぞれでしょう。そこの所をじっくり考えて分析してみました!

猫が自力で狩りをして、得られるとするならば、魚でしょうか?肉でしょうか?そう考えるとおのずと答えが出る様に感じます。

野生の猫はネズミや小鳥などを餌にする為に狩りをしていたでしょう。水が苦手な猫は泳いで魚を捕っていたとは思えません。

運が良ければ、波打ち際や岸辺に打ち揚げられた魚を食べる事もあったかもしれませんが、かなりの確率で低かったでしょう。

肉食動物の猫はやはり、本来好きなのは肉なのではないでしょうか?しかし、色々な土地で暮らす猫の中には人間から魚をもらい生き永らえている内に魚しか食べた事がない猫もいるでしょう。

漁港で暮らす猫は、魚を丸ごと漁師から貰っている写真などを見る事がありますね。また、内陸で暮らす猫は魚なんて見た事も食べた事もないかもしれません。

そんな事を考えれば、猫に一概に魚か肉かなんて、選択する術はないですね。食べられるだけで、それはもう十分かもしれないですね。

では、自ら餌を捕る必要のない飼い猫達は、魚と肉とどちらが食べたいと思っているのでしょうか?今や、市販の猫の餌は魚ベースも肉ベースもどちらも豊富ですね。

最初に与えたフードがその猫の好みを形成するとなれば、飼い主の好みで猫の嗜好も決まるのではないでしょうか?では、猫にとって必要な栄養素と言う面から考えてみましょう!

猫は肉食動物だと言う事は分かりますが、では猫の体質から本当に必要な栄養素とはどんな物なのか、詳しく調べてみました。

まず、猫はベジタリアンにはなれないと言う事です。猫が体内で合成出来ない栄養素があります。アミノ酸であるタウリンと脂肪酸であるアラキドン酸とビタミンAなのです。

いずれも、植物の中にはわずかしか含まれておらず、主に動物性食材に豊富に存在するのです。これらが欠乏したら、猫に何かしらの問題が生じる可能性があるのです。

極端に言えば、タウリンが豊富に含まれる、肉や魚さえ食べていれば大丈夫なのです。また、合成出来ない、ビタミンAは主に、レバーなどに含まれています。やはりお肉が必須ですね。

そして、必要な脂肪酸に関しても、先に述べたアラキドン酸の他にリノール酸とα‐リノレン酸を合成できないので、直接食事から摂るしかないのです。

これらの脂肪酸は植物性油や動物性脂の両方から接種する事が望ましいのです。また、性ホルモンに必要なナイアシンと言うビタミンも必要です。これらはカツオやブリ、若鶏などに多く含まれています。

また、エネルギーを生み出す炭水化物を摂取せずとも、アミノ酸からグルコースと言うエネルギー代謝を促す成分を作り出せるので、あまり必要がないのです。むしろ、消化能力が低いので、炭水化物は与えない方が無難でしょう。

また、筋肉や骨を形成する、ミネラルも必要です。ミネラルと呼ばれる栄養素の中には、カルシウム、リン、亜鉛、鉄などがあります。

これらの猫にとって必要な栄養素は肉にも魚にもどちらにも含まれている事が分かって来ましたね。と言う事は肉でも魚でも好き嫌いなく食べられる方が健康に良さそうです。

肉が好きか?魚が好きか?いやいや、どちらも大好きな猫に飼い主がしてあげましょう!肉からも魚からも必要な栄養素をもらって、元気で健康な猫を目指しましょう!