猫と話したい!お喋り上手になる方法

猫の鳴き声って可愛いですよね。しかし、猫同士では鳴き声でコミュニケーションをあまりとらないと言われているのは知っていますか?

母子間のコミュニケーションや発情期の相手探しの為の鳴き声や喧嘩や威嚇の時に特徴ある鳴き声を出す他は猫同士、鳴き声でのコミュニケーションはほとんど見られないと言っていいでしょう。

では、猫のあの可愛らしい鳴き声ってなんの為なのでしょうか?もっぱら、可愛らしく「ニャーン」と鳴いてアピールするのは人間への要求だと考えて良いみたいです。鳴き声のトーンで飼い主はだいたい何を要求しているか察する事が出来ますよね。

お腹すいてるな、ご飯の要求だな!とか甘えて撫でて欲しい時や注目して欲しい、遊んで欲しい、そんな時は目を見ながら、「ニャーン!ニャーン!」と摺り寄って来ます。

最近は、猫の言葉を翻訳するおもちゃも流行っていますが、飼い主と猫とのコミュニケーションが濃厚だと、翻訳機がとんでもない、トンチンカンな翻訳をするので、飼い主からはあまり支持を得ていないなんて事も聞きますね。

では、他に特徴ある猫の鳴き声をいくつかご紹介しましょう!まずは、先ほどの甘えて要求する鳴き方以外に、声を掛けると短く、「ウニャ」とか「ニャ」とか返事をする事があります。ずばり、これって面倒なので、放っておいて!と言う感じです。

その後、無視して何度も話しかけると本当に面倒くさそうに返事もしないどころか、振り向きもせず、どこかに行ってしまいますから、猫ってマイペースだなと言われてしまう所以ですよね。

しかし、返事をしなくとも猫はそれほど、人を無視している訳でもなさそうです。呼んでも振り向かない猫を良く観察して見て下さい。耳だけは後ろ向きになっていたり、しっぽがパタパタとしたりしていませんか?ちゃんと聞こえていて、反応していますよ!と言うボディランゲージなんです。

猫同士はほとんどが、鳴き声ではなくて、こう言ったボディランゲージを通して相手の様子やこちらの様子を伝え合っているので、私達人間も鳴き声だけではなく、猫のこう言ったしぐさにも注目してコミュニケーションをとって見て下さいね。

では、そんな気まぐれ猫の他の鳴き声でこれは誰が聞いても分からないはずはないぞと言う、威嚇の声ですが、最初は低く唸ります。「ウーウー」と言い出したら、これ以上は傍に寄るな!ちょっかいだすな!の警告です。

それなのに、更に距離を短く取ろうと近づくと、歯をむき出して、鼻にしわを寄せて、目を三角にして「シャーッ!」とか「フーッ!」と猫パンチをくらいますよ。これはもう激怒りですね。それで喧嘩に突入なら、猫だって「ギャー!」「ウギャー!」なんて怪獣級の鳴き声を出しますよ。

また、思わずしっぽを踏んでしまったりした時、猫もびっくりして、「ギャー!」なんて思わず声を出しますが、これはどちらかと言ったら、怒っていると言うより本当にびっくりして出ちゃった鳴き声って感じですね。

そんな時は飼い猫なら、素直に謝るとそれ以上は怒らずに許してくれたりしますよ。猫もわざとじゃないって分かってくれるんですよね。

特別な鳴き声以外は本当に様々な抑揚とトーンで人間に話しかけてくるので、こちらもその気になって応えてあげて下さいね。そうすると、今、ご飯って言ったよね。おはようって言ってる、はたまた、マグロは旨いニャアなんて聞こえてくるから不思議です。

ぜひ、猫との濃厚なコミュニケーションを通して、猫とお話出来る技を身につけて欲しいと思います。勘違いでも良いのです。信頼関係があれば、もうそれは成立しているのと同じです。猫とのお喋り楽しみましょう。

永遠の3歳児じゃないよ!猫の成長を知り慌てず対応する方法

猫の精神年齢は人間に例えるとだいたい2歳から4歳ほどと言われています。人間で言っても、やんちゃだけど可愛い盛りの年代ですね。

一生涯をその精神年齢で過ごすとなると、それは飼い主にとってはずっと可愛い盛りのままですから、当然ペットにハマると言うのも分かりますよね。

でも、永遠の3歳児ではありません!猫にもちゃんと成長段階があり、それに伴う身体や心の変化、成長ってものがあるのです。可愛いわが子の成長ぶりを見て、飼い主が慌てない様にきちんと対応してあげましょう。

まず、どの段階で猫を飼い始めるかによって違いますが、ここでは子猫時代から一緒に生活し始めた場合を想定して解説していきますね。

子猫はだいたい3ヵ月位までは1週間単位でぐんぐん育って行きます。その後は1カ月単位で成長してほぼ1年で大人になります。貴重な子猫時代は大人になってからの大事な性格の形成となりますのでとても重要です。

だいたい、1カ月から3ヵ月位までに大事な社会性を身につけると言われるので、あまり早い段階から親や一緒に生まれた猫達と引き離さない方が良いとされています。

ざっと、生れて目が開くまで1週間、耳が聞こえるまで2週間、歩きだして、歯が生え始めるのが3週間目位から、生後1カ月位から離乳食とめまぐるしい成長を遂げます。

しかし、その間のお世話は人間がするにはとても大変な事ですし、親からの愛情や免疫を十分に母猫から貰って育った子猫の方が強い子に育ちますので、子猫を貰う時は十分にそれらを得られてからの2ヵ月から3ヵ月位が望ましいですね。

しかし!子猫の成長段階で飼い主として大事な役目がある事を忘れないで下さいね。1ヵ月位して離乳食が始まり、トイレトレーニングもそろそろ良い感じになると、2ヵ月3ヵ月頃にワクチン接種を考えなくてはなりません。

最初のワクチンは生後2ヵ月位に、2度行う事が必要で、親からの免疫が無くなるのがこの頃ですが、まだ抗体があると、ワクチンを打っても効かないので、数回接種しなければ、きちんと免疫力をキープ出来ないと言う訳です。

また、ワクチン接種を済ませてやれやれと思った所に、今度は生後半年位から発情期と向かい合わなければなりません!発情期は年に数回迎える事になり、発情期が始まる時期が雄猫で8ヵ月から12ヵ月頃、雌猫で5ヵ月から12ヵ月頃と言われています。

発情期を迎えると思ってもみない様な問題行動に発展するので、きちんと理解しておく事が必要ですね。その問題行動とは、昼夜問わず大声で泣き出し、また異性を求めて外に出たがり今まで開けれなかった扉なんかも凄い力でこじ開けたりします。

また、縄張りを主張する為に家具や壁にオシッコを飛ばす、スプレー行為をするようになります。雄だけでなく時折雌にもこの行為が見られるようです。そして、もちろん喧嘩も多くなります。

去勢や避妊手術を行うとこれらの問題行動がウソの様になくなり、性格も穏やかになります。また、生殖器の病気のリスクも少なくなるので、メリットもあります。しかし、当然デメリットもあります。それは運動量や必要なカロリーが減るようで、太りやすくなると言う事です。

雌猫の発情期は2週間から3週間おきに2週間続くので、繁殖させないのなら猫にとっても可哀そうですし、このペースで妊娠出産していると、一生涯の内に50~150匹の子猫を産めるとも言われています。

今は日帰りで手術も行えますし、あまり大きな傷後も残らずに猫の負担も軽く手術を行えますので、ぜひ飼い主としてきちんと考えてあげましょう。

猫も注射は苦手だけど、ワクチン接種の必要性を考える

猫も人間も注射って嫌ですよね。しかし、私が飼っていた猫はなぜか分かりませんが、注射を嫌がりませんでした。病院の先生に、太っていて痛さを感じないのでしょうか?と聞いてしまった位でした。先生は、痛いはずですよ。と言っていましたが、本当にいつもワクチンの接種の時は静かでお利口でした。

しかし、シニアの年代に差し掛かった頃、いつもの様にワクチン接種をさせた所、次の日に立てなくなって、痙攣を起こしてぐったりしてしまったのです。ワクチンを打った後はいつも、ぐったりとしていたのですが、今回はいつものぐったりとは明らかに違ったのです。

命の危険さえ感じてしまうほどでした。幸い、一日病院で預かってもらい様子をみてもらいましたが、何もなく回復したので、良かったのですが、それ以降恐くてワクチンを打つのを辞めました。

さて、動物のワクチンですが、皆さんはどの様にお考えですか?動物医療は特に猫に対してはまだまだ歴史が浅いらしくて、ワクチンを接種する事に対する考え方もまだまだ不安定な状況だと話す獣医師もいます。

ワクチンとはウィルスで起こる病気に対して特効薬が無い為に、弱毒化したウィルスを投与して、抗体を作り出して防ごうと言う考え方は人間と同じですが、果たして安全であるのでしょうか?

飼い主として一番、知っておいて欲しい事は、副作用も必ずあると言う事だと思います。ワクチン接種の義務は犬の狂犬病のみ法律で義務付けされているだけなので、他は全て飼い主の考え方次第となります。

ワクチンとは健康で元気な状態でないと打ってはいけない事を覚えておかないとなりません。一見、元気そうに見える動物でも、なにかしらの持病を抱えていた場合には、そのワクチンが原因で病気が活性化してしまい、死に至る事も最悪あるそうです。

しかし、ワクチンを打つのに健康診断をする飼い主はあまり居ないですし、病院でも、そんなに慎重にワクチンを考えている病院にも実際あまり出会った事はありません。普通に接種しに行けば何事もなく打たれるだけです。

この事から、ワクチンに対しては今の所、どういう判断が一番良いのか、分からないのが実状です。全ては飼い主の判断次第です。完全室内飼いであったり、多頭飼いであったり、外に出る可能性があったり、それによっても判断も変わってくると思います。

通常のマニュアル本では当然の様に接種を勧めてくるものですし、病院やペットホテルに預けるとなると、ワクチン接種が義務付けられている所がほとんどですし、悩ましい所です。

では、どうしたら良いのでしょうか?私はこう思います。先ずは、ワクチンについてちゃんと学んでみましょう!どんな種類があってどんな感染症を防げるのか?ワクチンの接種時期や金額、信頼ある獣医師ときちんと納得出来る話が出来るか否か?

これらの事を飼い主がちゃんと分かっているかどうかで、だいぶ違うと思います。全ては大事な命を預かる為にきちんと知っておいて欲しいと思います。

かくいう私も、勧められるがままにワクチン接種をして来ました。もちろん、元気な幼少時代は健康になんの問題も無く、このままずっと打ち続ける物だと理解して来ましたが、シニアになってからは様子が変わって来ました。

全ては、飼い主さんの選択にかかってきます。ぜひ、納得いく結論が出せるまで、よく考えて決めて下さいね。そして愛猫の健康を守ってあげてくださいね。

あなたの猫ちゃんは短毛?長毛?そのケア方法とは

あなたの猫ちゃんは短毛種?長毛種?どちらのタイプですか?猫は自ら毛繕いを欠かさない動物ですが、それだけでは不十分な事はご存知ですか?

猫の下はザラザラとしていて、まさに自らの舌がブラシの様になっていて、毛の汚れをそのザラザラした舌で上手にブラッシングする事が出来ます。

しかし、飲み込んだ毛が胃の中で固まり毛球症と言う病気になってしまう事もあるのです。そんな事にならない為にも被毛のケアについて学びましょう。

また、お手入れしてあげる事で、猫とのコミュニケーションも高まり、マッサージ効果から皮膚の健康も守れますし、また早期に病気を発見する事にも繋がりますのでぜひ、被毛のお手入れは大切です。

特に気をつけてあげたいのは長毛種の猫ですね。時期と回数は長毛種であれば、なるべく毎日行い、春や秋の換毛期は一日に何度かしてあげましょう。短毛種であっても、週に一日、換毛期は一日一回はしてあげたいですね。

行うタイミングですが、猫がなるべくリラックスしている時が良いでしょう。そして素早く終わらせる様にしてあげて下さい。猫が嫌がる前に辞めてあげないと、次からブラシを見るだけで逃げ出してしまいます。

用意する物は、ペット用のクシやブラシがやはり最適ですね。人間用の物でも良いのですが、ペット用はそれ専門に工夫されていてとても使いやすいですよ。

また、いつも猫の目に触れさせて置く事もポイントです。クシやブラシを見ただけで、逃げ出さない様にする工夫ですね。また、短毛種であれば、ハンドブラッシングでも可能です。

方法は手を濡らして、頭から毛の流れに沿って撫でてあげて下さい。全体をマッサージする様にしてあげるとリラックスしてくれますよ。また、温かく濡らしたタオルで拭いてあげても良いでしょう。

長毛種はちょっとお手入れを怠ると、毛玉になりやすいので、気を付けてあげて下さいね。特に毛玉になりやすい場所は、わき、内股、あごの下などです。この部分は特に優しくほぐす様にクシを使って下さいね。

長毛種も短毛種も大まかな手順は一緒で、背中からお尻、毛の流れから逆毛、顔周り、前足、後足、尻尾、お腹の手順となりますが、尻尾やお腹はあまり触られるのを嫌がりますので、慎重に様子をみながら行ってあげて下さいね。

また、スムーズにさせて貰える様にする裏ワザとしては、いつでも道具をポケットなどに忍ばせておきいつでも出来る様にしておいたり、歩いてくる道すがらブラシをかざしたり、おやつを与えて印象良くしたりなど工夫してみて下さいね。

そして、猫も歳を取ると、段々と毛繕いをしなくなって来ます。そうすると短毛種であっても毛玉が多くなり、毛がボサボサとしてきます。以前はご機嫌でブラッシングさせてくれた猫でさえも、痛がって怒る事もあります。

そんな時は決して無理なお手入れはしないであげて下さいね。少々みすぼらしくても、ご愛嬌と思って、温かく湿ったタオルで優しく拭き取ってあげて下さい。

猫も歳をとると、自己管理が出来づらくなるので、特に目の周りや鼻、口、耳、お尻、肉球など、被毛の他にもお手入れをしてあげると良いでしょう。

普段から、飼い主さんとのコミュニケーションの一つとして習慣にしてあげると、猫も心を許してずっとさせてくれる物です。気になった時だけのお手入れは猫も不安になります。

大変かもしれませんが、猫の健康維持の為にも、信頼感と絆の為にも欠かさない習慣とする事をぜひお勧めします。


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猫の食事は何が良い?一生を左右する食事選びの大切さ

ペットフードが豊富で安価に購入する事が出来る時代ですが、その前に基本的な事と大切な事をちゃんと知ってから猫の食事選びをしてあげて下さいね。

まず、猫にとって危険な食べ物があるのはご存知ですか?習慣的に多量に摂取を続けると危険な物や少量でも危険な物がありますので、これらの事をちゃんと理解しておくことも大事になってきます。

ではどんな物が危険と言われているのかと言いますと、まずはネギ類です。長ネギや玉ねぎやニンニクやニラなどの成分には猫の血液の赤血球を破壊してしまい、貧血や下痢などを引き起こすとも言われています。

また、ホウレンソウなどのアクの強い野菜にもシュウ酸が多い事から尿結石の原因にもなると言われています。この尿結石の別の原因の一つにはミネラル分の多い食品も良くないとされています。

ミネラル分の一種のマグネシウムを含む食品は猫が好きな煮干しや鰹節なんて物の中にも多く含まれている成分なのです。好きだからと言って多量に与えすぎると腎不全などの慢性的な病気を引き起こしやすいので注意が必要です。

また、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類なども実はあまり良いとされていません。ビタミンBを分解して神経の麻痺などを引き起こしやすいとも言われます。

そして、塩分が強い食べ物ですね。干物や人間用に味が付いたものは避けてあげて下さい。また、食べる事はないかもしれませんが、チョコレートも大変危険です。急性中毒の可能性が高いので、十分注意しましょう。

また、意外かもしれませんが、牛乳も乳糖を分解出来ずに下痢になる事がありますので、与えない方が賢明です。ここまでくると、猫が好きそうな物が全部ダメな感じに聞こえると思いますが、あまり神経質にならない事が実は一番大事なのかもしれませんね。

ほんの少量口にしてしまった程度ならあまり問題にはならないでしょう。習慣的に多量に摂取しない限りは経験上大丈夫ですよ。

私が逆に心配する食事の内容は水分量だと思います。カリカリと言われるドライフードは腐りにくいですし、管理が比較的楽なので、食事を欲しがれば、さっと手軽に与える事が出来ます。

しかし、こればかり与える事はとても危険だと思います。断然、水分量が足りないと思うからです。そもそもあまり水を沢山飲まなくても大丈夫な体質の上に水分を含まない餌ばかりではとても心配です。

十分な水と一緒に与えて下さいとあっても、飲むか飲まないかは猫次第です。なので、ウェットフードとの併用をお勧めしたいですね。これは、缶詰めタイプの食事の他に手作りと言う選択もあります。少し面倒の様な気がしますが、実は大切な事なのです。

今では多種多様なペットフードの中にはかなり粗悪な製品も含まれています。人が口にする物よりも、扱いが粗雑で規制が甘い為に、実は驚くような管理と材料で作られているペットフードなどもあるようです。

そんな物を安易に見分けられる術もなかなかないのが現状ですので、ここはぜひ!手作りの食事も加えてあげて欲しいと思います。

かく言う私も、愛猫をずっと市販のペットフードで育てたあげくに、腎臓病と心筋症と言う重い病気にさせてしまい、すべて手作りの食事に切り替えました。

最初は何を作って良いか戸惑いましたが、案外やってみると楽しく簡単なものでした。時には茹でたり、生だったり、スープにしたり、食いつきもその後の病状も良くなり、健康に過ごせました。

愛猫の健康は飼い主が守らなければなりません。ぜひ、長い目で見た時に断然違う、手作りの食事も一度考えてみて下さいね。

猫のおトイレ事情、衛生的に快適にする方法

猫は一度トイレを覚えるとほぼ、失敗しません。中には嫌がらせと思わせる行動を取る猫もいるようですが、ストレスや体調不良でなければちゃんと覚えてくれる賢い動物です。犬よりも遥かにトイレのしつけは楽ですよ。

猫がトイレを覚えるのは本当にビックリするほど早く、場所さえ覚えればほぼ間違いなくスムーズに慣れてくれるのです。

では、猫のトイレ事情で飼い主が気を付けてあげる内容とはどんな事なのでしょうか?猫の生態やその他必要な知識や工夫をまとめてお伝え致します。

まず、猫のオシッコですが、とても臭いが強いのはご存知ですか?もともと祖先が砂漠で過ごしていた名残もあり、あまり沢山水を飲まなくても大丈夫な体の作りの為に、オシッコの濃度がとても濃い事から、臭いが強いのです。

なので、トイレの工夫は大切な要素になりますね。多頭飼いをしている場合はトイレを幾つか用意してあげないとならないですし、常に清潔に快適に気を配りましょう。

では、具体的に考えてみましょう。猫は環境に対してとても敏感なので、気に入らないとなかなか使用してくれません。汚れていてもしてくれなくて、掃除した瞬間に用を足し、飼い主をげんなりさせる名人でもあります。

トイレの場所ですが、静かであまり目に触れない場所を選んであげるのが良いですね。猫も人も一緒で、あまり騒がしくなく、ジロジロ見られたら出る物も出なくなってしまいますものね。

今はペットショップやホームセンターで様々なトイレのタイプとトイレ用の猫砂が売られています。元々、貰い受ける前から使っていた慣れた物があれば同じものからスタートさせるのが良いですね。

猫砂には様々なタイプがあって、主に鉱物製、木製、紙製、おから製、シリカゲル製、そしてその中でも、固まる物、固まらない物と大きく分かれてきます。

猫の性質から言うと、鉱物製の猫砂がより自然な砂の感じに近く、好まれる傾向にあるようですが、埃が舞いやすく、重たいと言う点が短所ですが、経済的には安価であるので、導入しやすい猫砂ですね。

また、軽くて持ち運びしやすい木や紙製なども一長一短でして、木の物は安全性も高いけれど、加工した際のしまつがトゲトゲしていて痛くて猫が使ってくれなくなったと言う報告もあります。紙製にしても、軽くて飛び散りやすい難点もありますね。

また、おから製などは虫が寄って来やすかったり、シリカゲルなどは猫の安全性にも考慮するとどうかな?とも思ってしまいます。固まる、固まらない砂にもその安全性を気にする飼い主さんの声が多いのも確かですね。

そして、処分する方法なども考えておかないとならないですね、トイレに流せるタイプや燃えるゴミ、燃えないゴミとして処理する物がありますが、飼い主さんの都合もありますので、これらの事を考慮しながら猫砂選びをしてあげて下さいね。

また、砂は定期的に入れ替えて月に一度はトイレの容器も丁寧に洗浄して
あげて下さいね。臭いに関してはどうしても消臭機能がある物を使っても追いつきません。こまめな掃除が一番です。

また、老後になるとトイレの容器のちょっとした縁の高さも乗り越えるのに困難になってきます。その為の段差を小さくする工夫や寝床と近づける工夫なども必要となってきます。

猫の成長に伴いトイレ環境も工夫してあげる事も念頭に置いて下さいね。また、排泄物のチェックも飼い主の大事な役目になります。便の様子を観察している事により病気の発見をする事が可能です。

清潔なトイレでいつでも気持ち良く利用したいのは、猫も人間も一緒ですね。愛猫の健康にも影響するトイレ事情を決して軽んじてはなりません。トイレの神様に怒られますよ。

猫の性質を知って、家の中も工夫しよう

猫を飼うにあたり、現在は完全室内飼いを推奨される事が多くなりました。交通事故や病気の感染症のリスクを考えるとその方が懸命であり、寿命も遥かに差が出る事が分かっています。

一度、外の世界を知ってしまった猫にとっては外に出られない事が苦痛になりますが、外の世界を知らなければ家の中だけで十分に満足した生活を送る事が出来るのです。

それには、やはり猫本来の性質を理解して、猫がストレスを溜めないような工夫をしてあげたいですね。ストレスは病気や家の中でのイタズラなどを引き起こしてしまう要因にもなるので、お互いにストレスの無い快適な空間を作りたいですね。

先ずは、一番に気を付けたいのは、脱走防止対策ですね。脱走させない為に、始終締切では人も猫も息苦しくなるものです、風通しも良く快適さを保ちながらの工夫が必要です。

猫は器用な動物なので、ちょっとした隙間や引っかかりを利用して、窓や扉を開ける事が出来てしまうので、窓や網戸にもロックが必要になってきます。ホームセンターなどで売っているサッシ窓や網戸用の補助鍵などを利用すると便利ですよ。

また、高層マンション住まいの方は特に転落防止の為に十分気を付けてあげて下さいね。繋いだままベランダに出してしまい、宙づりなんて事にもなり兼ねませんので。

また、猫は高い場所を好むので、出来れば高い場所に上っても安全な場所を作ってあげたいですね。キャットタワーなど購入せずとも、クローゼットの上や棚の上、本棚の一か所などを猫専用に空けてあげるだけでも、日頃の運動不足を解消出来ますよ。

また、時折猛ダッシュをする事があります。ウンチをした後や、喜びで興奮した時などこういう行動を見かける事があるので、もし可能なら一直線で駆け抜ける様な場所を空けておいて下さい。その為には部屋はなるべく物を出さずに片づけておく事をお勧めします。

また、猫が偶然口にしてしまうと危険な植物がいくつかあります。ユリ科の植物でチューリップやスズラン、ヒヤシンスやアロエ等、またシクラメンやポインセチアも中毒を起こすと言われています。猫を飼っている間は観葉植物は残念ながら置かない方が賢明ですね。

そして、なるべく日向ぼっこ出来る窓辺を猫の為に譲ってあげて下さい。冬は日向ぼっこが必須ですし、夏は風通しの良い環境を作ってあげて下さい。室内外の猫は窓からの眺めが大好きですし、風に乗って漂う様々な匂いを嗅ぐのも良い気分転換になるのです。

そして、猫だってたまには独りになりたいものなのです。隠れて安心していられる場所も作ってあげて下さい。入っても安心安全なクローゼットや押し入れがあれば開放してあげるのも良いでしょう。

また、想像以上に猫の毛って一年中抜けるものなんです。快適な室内だからこそなのかもしれませんが、猫を飼っている間は黒い洋服が着れなかったなんて話も聞きます。大事な洋服やソファーや絨毯にも当然、毛が付きやすいので、猫の居る家はコロコロが手放せません。

また、毛繕いが週間の猫は毛玉を吐き出す事が多いので、おもらしよりも吐く方が悩みの種になりますので、汚れてもすぐに洗える様なマットや敷物に変えた方が良いでしょう。

とにかく、私達人間よりも身体も小さく目線も低い猫の安全を一番に考えて、危険な物はなるべくしまう様にして下さいね。電気コードで遊んで感電したり、ストーブに近づきすぎてヒゲや毛を焦がしたり、お風呂で溺れたりなんて話もたまに聞きます。

猫を飼う為に大掛かりなリフォームは必要ないので、なるべくシンプルに片付いたお部屋作りを先ずは一番に考えて下さいね。部屋も片付けば一石二鳥ですね。

新しい家族の為に必要な道具を揃えよう

猫を迎える心の準備は整いましたか?次に大切な準備と言えば実際に必要になる最低限の道具をご紹介しましょう。

先ず、猫を迎えに行く為に必要なキャリーバッグはありますか?これから、病院などに出かける時にも必要になりますので、猫が安心で安全なキャリーバッグを見つけてあげましょう。デザイン重視よりも猫が落ち着けるか、身体に安全なデザインであるかが重要ですよ。

そして、猫のご飯ですね。今は栄養価のバランスが取れているフードが沢山販売されていますので、なるべくナチュラルで信用のあるメーカーを選んであげて下さいね。

主にカリカリと言われるドライフードや缶詰などのウェットフードと大きく分けてこの2種類がありますが、水分量のバランスが大事なので併用をお勧めします。

そして、お水ですが水道のお水で問題ないですね。ミネラルウォーターは猫には絶対に与えない様にしましょう。ミネラル分が多く、猫にとっては尿結石などの病気を引き起こす原因になりやすいので、湯ざましや汲み置きの水が最適です。

そして、これらご飯やお水を入れる食器ですね。あまり深くなく、猫のひげが縁にあたらない広めの物を用意してあげて下さいね。

次に、トイレとトイレ用の猫砂を選びましょう。トイレも猫砂も様々な種類がありますが、清潔さをキープできる物を選んであげましょう。

そして、一日の大半を寝て過ごす猫の為に、温かく快適な寝床も用意してあげて下さい。冬ならば温かく、夏ならば涼しく過ごせる工夫の物が良いでしょう。

先ずはこれさえあれば猫を迎える事は可能ですね。しかし、もっと快適で猫が喜ぶであろう道具をざっとご紹介しましょう。

  • 遊び道具
  • お手入れ用のブラシ、クシ
  • 爪切り、爪とぎ
  • 首輪
  • 猫草
  • キャットタワー、ケージ

これらの道具は特別に購入するものと人間が使っているものと併用する事が出来る物とあります。

遊び道具等は、案外手作り出来たりするものですので、色々と試して作ってみるのも楽しいでしょう。もともと狩猟本能の高い動物なので、この本能を満たしてあげないと、思わぬイタズラに走る猫も居ますので、重要なアイテムでもあるのです。

また、長毛種の猫は自身での毛繕いの他にも人が手助けしてあげる必要も出て来ますので、目の細かいクシや毛が良く取れるブラシなどを用意しましょう。

また、イタズラされない為に爪とぎもあると良いですね。もちろん、売っていますが、すぐボロボロになるので、段ボールや麻ひもで手作りしてみるのも良いでしょう。

爪切りも実は専用の物がありますが、これは人間用の物でも十分に併用できると思います。実際、私はそうしていましたが問題なく切る事が出来ました。

また、猫用の草は必須ですね。毛繕いが習性の猫はどうしても毛を飲み込んでしまうので、定期的に吐き出させたり、排泄させる為に草を好んで食べるので、ぜひ置いてあげたいですね。

そして、首輪ですが、万が一お外で迷子になった時の目印の為に迷子札を付けた首輪もあれば良いと思いますが、独りで留守番中に何かしらのトラブルを想定すると、すぐ外れる物が安全です。

そして、キャットタワーやケージですが、猫が遊べるに十分な広さや高低差が無ければ、キャットタワーは猫が喜ぶアイテムですし、ケージも多頭飼いなどで隔離が必要な場合を除き自由が一番ですので、あまり必要性はないでしょう。

猫を迎えるには、ペットショップ以外からと言う選択肢

猫を飼うと決めたなら、まずどうやって猫を入手するか?どんな種類の猫が自分と相性が良いのか?どんな猫を飼ってみたいか?色々と迷う事でしょう。

では、その猫の種類や特徴、性別について探っていきたいと思います。これらの事を知ってから自分と相性の良い猫を見極めるヒントにして下さいね。

そして、後半では、猫を取り巻く様々な問題について、深く知って頂き、猫を家族に迎える方法を慎重に選択して欲しいと心から思います。

まず、猫の種類ですが犬に比べると種類は少なく、犬が100種類以上あるのに対して、猫はせいぜい50種類位という統計結果があります。そして、犬ほど個体自体の大きさにも差がなくて、せいぜい被毛の長さの違いがある程度です。

その被毛の長さによって猫のある程度の性格の差があるのはご存知ですか?長毛種の猫はおっとりした性格の猫が多く、短毛種の猫は活動的な性格の猫が多いのです。

短毛種の猫は野生に近く、好奇心旺盛で活発であるのに対して、長毛種の猫は人の手によって品種改良されてきた経緯があるので、おっとりと穏やかであると言われています。

また、オスとメスにも性格の違いがあります。一般的に言われているのは、オスは甘えん坊でメスはクールな性格の子が多いようです。

そして、純血種と雑種にも違いがありますね。純血種はその種の性格を受け継いでいるので、性格が種によってある程度決まってきているのに対して、雑種はあらゆる気質を受け継いでいるので、性格も本当に様々であると言われています。

ここまで来ると、では毛色や模様で性格の違いが出て来るか?にも興味が湧いて来ませんか?やはり遺伝子が受け継いでいるので、ある程度、色や柄でも特徴ある性格があるようです。

しかし、環境やしつけや接し方からある程度性格も形成されるのは人と一緒なので、実際に会って触れて好みの猫を選ぶのが一番ですね。

ここまでは、どんな種類、タイプ、性別の猫を選ぶか考えて来ましたが、イメージが膨らんで来たでしょうか?猫の図鑑などを見ていると、可愛い猫が沢山いて、ワクワクする事でしょう。

しかし、私が本当に知って欲しいなと思う事があります。昨今、ペットブームの影では様々な問題が生じているのはご存知ですか?

昔ほど野良猫は見かけなくなったのですが、未だ保護される猫や飼育放棄にあった猫の殺処分数は全国で10万匹近くあると統計結果が出ています。

またその殺処分の半数はまだ幼い子猫なのだそうです。なんの為に生れてきた命なのでしょうか、考えるだけで辛くなる現実です。

最近では、この様な保護猫の譲渡会や保護猫を主に取り扱っている、猫カフェなども増えてきています。また、各地方自治でも動物愛護センターによる動物との触れ合いを通して譲渡して貰える様にもなっています。

ペットショップで好みの猫を購入するのも良いですが、もしこの様な事実を知って貰えるならば、その前に一度こう言う場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

子猫時代から飼う醍醐味もありますが、成猫はきちんとしつけられている子も居ますし、案外と飼いやすかったりします。その中で運命の出会いが見つかるかもしれませんよ。

また、最近ではどうしても一身上の都合で飼い続けられなくなった人が里親募集をインターネットを通して探しているサイトも見かけるようになりました。

猫を家族として迎える方法は本当に様々ですが、一つの選択肢としてこの様な方法があると言う事をぜひ知って下さい。私達と同じ大切なたった一つの命をぜひ救ってあげて欲しいと思います。

猫の魅力を知って、猫と暮らしてみよう!

猫好きな人が猫の魅力を語り出したら、短所も長所も全てが魅力的だと言う事間違いないですね。

最近の統計では犬を飼うよりも、猫を飼い始める人が多くなって来たと言う結果も出ているそうです。

実は猫ってとても、飼いやすいのはご存知ですか?まず!散歩は不要ですし、家の中だけでも十分に運動が足りる手間要らずなのです。

そして、ほとんど体臭がしません。逆にかえって良い匂いがすると言う噂が多いのもご存知ですか?猫の頭部や肉球の匂いがする香水やクリームなんて言うのも、販売されていたりします。

私の愛猫からも、草原の様な匂いと焼きたての様なパンの匂いが漂っていて、それはもうなんとも言えず良い匂いでした。

でも、どうしてそんなに良い匂いなのかは正確には分かっていない様ですが、まず他の動物と比べて獣臭がしないのは、猫はもともと待ち伏せ型の狩猟をする動物だった事から体臭を獲物に分からない様にする為だったとも言われています。

その次に猫ならではの最大の魅力の一つに、喉をゴロゴロと鳴らすあのなんとも言えない落ち着く音は知っていますか?

このゴロゴロとは正確にはどの部分から発せられているか、未だはっきりと解明されていないとの事ですが、猫のご機嫌のバロメーターになっているのは間違いなく、安心感や期待感からも喉をならす様です。

そして、このゴロゴロの周波数が骨折や怪我の回復を促進させる効果があるとも言われていて、骨折したら猫を傍に置くと治癒効果が上がると言う情報もあります。このゴロゴロ音を聞くと、猫も人間も落ち着くって不思議ですよね。

そして、良くペットに関しての話題になると、大概聞かれるのが、犬派か猫派か?なんて話になりますよね?

そんな中でも良く聞くのは以前は犬派だったけれど、猫派になったなんて話が多い事です。その逆って案外と少なくて、いかに猫のイメージが悪くて、飼ってみたら、全然違ったなんて事が多いみたいですね。

つまり、犬との最大の違いは、ツンデレな性格にあるのではないかと思います。犬は忠誠心が強くて、社会派であるのに対して、猫は個人主義でマイペース、ご主人を同居人もしくは召使いの様に思っているのではないかと思うほどです。

構って欲しい時には知らんふり、こちらが仕事をしている時に限って、すりすりと摺り寄ってくるなんて事がしょっちゅうなのですが、それがたまらなく可愛くもあるのです!

そして、基本中の基本は、触った時のなんとも言えない柔らかさではないでしょうか!被毛の柔らかさと相まって、肢体の柔らかさは、猫を抱いた時にそれを一番感じ、とても癒されるのです。

そして、もう一つ柔らかい部分と言えば、肉球ではないでしょうか!プニプニした触り心地と梅の花の様な見た目の可愛さにより、かなり人気の高い部位です。肉球だけの写真集もあるほどですから。

しかし、この肉球は猫にとってとても大事な部分なのです。音を立てずにまた滑らずに歩けたり、衝撃を吸収したり、肉球の間から生えている毛がセンサーになったりと実は可愛いだけではなく、重要な役目を果たしているのですね。

猫の魅力は語りつくせないほど沢山ありますが、一番にそれを理解するにはやはり一緒に暮らしてみる事ではないでしょうか、実際に猫と暮らしてみると、あなただけにしか分からない魅力にも気付くかもしれませんよ。

猫は可愛いだけでなく、人生を楽しむ達人でもあります。猫の生態からその魅力を学び、私達の生き方にも影響を与えるほどです。さあ、一家に一匹!猫先生を迎えようではありませんか!