お別れは必然!覚悟を持って冷静に対応する心得

お別れはいつか必ずどんな形であれやって来ます。その時に愛猫をきちんと弔い追悼出来る様に、元気な頃から意識し覚悟を持てる様にしておきましょう。

猫がまだまだ若く元気な頃は想像すら出来なかったお別れも、老いてきたり病気になったりするとお別れを想像するだけで、とても悲しい気持ちになるのは誰でも同じです。

しかし、どんな形であっても、生きる年数は人間よりも遥かに短い事をきちんと心に留めておきたいですね。その気持ちをきちんと自覚するかしないかで、深刻なペットロスは防げるのです。

ペットロスになりやすいタイプの人は、どんな人でしょうか?ペットに対し、過剰に依存しているのはもちろんの事、性格的に真面目で、几帳面な人や死や別れに強いタブー感を抱いていたり、悲しみを表現出来ない人などが陥り易いと言われています。

では、深刻なペットロスにならない為にはどうしたら良いでしょうか?お別れを意識し始めた頃にどんな気持ちの準備や心構えをすれば良いか、一緒に考えてみましょう。

まず、猫は常に今を生きている、前向きな動物です。どんなに苦しくても辛くても、自分で命を放棄する事はありません。そんな猫が老いや病気に直面した時、看病や介護するあなたはどんな気持ちで対応できますか?

そんな時は決して独りで抱え込まないで下さい。そして、家族と病院と支え合いながら、看病や介護が出来るようにして下さい。その中で、最後の時間をどのように過ごすか、別れについて考える様にして下さい。

そして、何よりも猫だけではなく、自分自身を大事にする事も考えましょう。病気の治療費や介護にかかる費用は思いの外、掛かるものです。自分の経済状況に合わせた冷静な判断も必要です。

そして、万が一の時の為に、弔う方法も想定しておく事が必要です。今はペットの為の葬儀サービスも様々です。自治体のサービスもありますので、普段から、近くにどの様なサービスが利用できるか、調べておくと良いでしょう。

きちんと、事前に調べておくと後から、後悔する事も少なくて済みます。お別れの時間を十分にとる事も重要です。慌ててしまい、思ったようなお別れが出来ない場合、ずっと後悔が残ります。

そして、いよいよと言う時が来たら、一番大事な心構えとして、「愛猫は、精一杯生きて、天寿を全うして旅立って行った」と思う考え方です。

往々にしてどうしても、悔いは誰しも残ります。最善を尽くしたとしても、それ以外の方法を想像して悔みます。ああしていたら、こうしていたらと思うのです。

そんな時こそ、この天寿を全うしたと言う気持ちは、心を静めてくれます。この世での役目を終えた愛猫を天に帰してあげましょう。

そして、十分に悲しみましょう。悲しむ時間はとても必要です。決して頑張らないで、無理しないやり方で死を徐々に受け入れましょう。

周りの偏見などに惑わされずに、理解ある人と、時には十分に語らい、心行くまで思い出話に浸るのも良いでしょう。

そうする事で、いつの間にか思い出話をしていても涙せずに話せる日が来るのです。悲しい思い出も楽しく懐かしい思い出になる日が必ずやって来ます。

後悔しない弔い方をするには、やはり元気な内から考えて準備しておきましょう。病気になったからと言って、すぐに葬儀の計画は人間でもしませんよね。

最近は人間の世界でも、終活などと言われ、元気な内に自分の最後をイメージして書き残すエンディングノートなどもありますし、元気な内から考える事がタブーではなくなりました。

ペットの世界でも、老後が始まったら飼い主がイメージするのは大事だと思います。そして、最後は悔いの残らないお別れがしたいですね。

お年頃を迎えたら、猫の老後に合わせて知っておきたい事

猫の老化はもちろん、個体差によって違います。これは、猫も人も同じですね。年齢ではないのですが、目安として年齢を知って、老化のサインを見逃さないで下さいね。

猫は7歳くらいを目安に、年を重ねる毎に老化が進んでくると言われています。しかし、この年齢はあくまで目安なので、見た目も動きもまだまだ元気いっぱいな猫が多いのです。

しかし、健康診断、血液検査などしてみると、思わぬ変化や異常があってびっくりするのも正直この時期が多い様な気がします。元気に見えても今までの積み重ねですので注意が必要となります。

7歳と言うと、人間で言えば44歳くらいです。そろそろ健康上なにかしら、変化があってもおかしくない年頃と言っても良いでしょう。この頃から十分に気を付けてあげると、更なる老齢期を元気に過ごす事が出来ます。

では、この頃から少しづつ現れるいくつかの体の変化について、知っておきましょう。この様な変化に気が付いたら、見逃さずに状況に応じてお世話の仕方を見直しましょう。気になる点があれば、病院に相談する事も必要です。

まず、目ですが、もともとあまり視力自体は良くなく、聴覚や臭覚に頼り生活しているので、見えなくなっていてもあまり生活に支障がなく、気付きにくいとも言われています。

次に、口ですが口臭がきつくなったり、餌を食べにくそうにしていたりしたら、歯周病が進んでいる可能性もあります。全身の健康の鍵となるので、注意深く見守ってあげて下さい。

そして耳ですが、年をとるとやはり聞こえにくくなるようで、呼んでも気付かなかったり、自分の声が聞こえ辛くなるようで、鳴く声が大きくなったりする様です。

鼻ですが、猫は実は匂いで餌を食べるので、臭覚が衰えたり、鼻炎になったりすると、餌を全く食べれなくなって、衰弱が激しくなり、命取りになる場合もあるので、くしゃみや鼻水には十分に気を付けましょう。

そして、毛繕いをあまりしなくなる事から、被毛にパサつきが目立ち、毛が割れてきたり、白髪なども増えてきたりします。皮膚も弱くなってきますので、優しいケアが必要となります。

また、爪とぎなどもあまりしなくなる事から伸びがちになったりします。肉球なども表面が乾いてカサつき、ひび割れを起こす事もあります。

また、体重に関しても今までずっと肥満傾向だった猫も高齢期には段々と痩せてくる事があります。猫の体重減少は思ったより深刻なので、急激な減少が分かれば、ぜひ栄養価の高い餌に変えるなど、適切な対応が求められます。

また、行動に関しても寝ている事が増えて、歩くのもゆっくりだったり、若い頃より甘えん坊になる猫もいますし、逆に神経質になる猫もいて、性格にも変化が表れるようです。

また、筋力も衰えてくるので、今まで楽々飛び乗れていた所に上がれなくなったりします。段差を少なくしてあげる工夫なども必要です。歩く際に不自然さが見られたら、関節炎などの可能性もあるので、見落とさないであげて下さい。

愛猫の老化は受け入れがたいものですが、必ずくる現象です。飼い主がきちんとした知識と対応を心得ていれば、最後の最後まで元気に過ごせます。

あの時、こうしていれば!気付いてあげれば!そういう気持ちを少しでも減らせる様に、知識と知恵を身につけておきましょう。

歳を重ねた猫はとても、おりこうで、私達に素晴らしい生き様を見せてくれます。そしてその事から、私達は色々な事を学ばせてもらえるのです。

いつの間にか年上?猫の年齢の数え方

猫の平均寿命は年々延びていると言われていて、最近では完全室内飼いなら、平均15年と言われていて、もちろんそれ以上長生きする猫は沢山いるようです。

ギネス記録でも34年、人間で例えるなら152歳と言う記録があるそうです。しかし、この記録も年々更新されつつあるようですし、記録として登録の無い事例ではもっと長寿の猫も沢山いる様子です。

子猫から飼い始めても、気付けば自分より年上になってしまうペットですが、猫の年齢とはどんな風に数えるのでしょうか?またそれを知る事によって見た目は変わらなくとも、確実に歳を重ねている訳ですので、その年齢にふさわしいケアが不可欠となります。

健康で長生きをしてもらう為に、飼い主がきちんと猫の成長期を知り、それに応じた、お世話や食事や環境、病気予防などに気を配る為にも、きちんと把握しておきましょう。

猫の年代は大きく分けると、3つに分けられます。誕生から1年までの間が子猫期で、1年から7年位までが成猫期、それ以降はシニア期と言われます。

平均寿命15年から見ても、猫は一生の半分以上がシニア期となりますね。シニア期を健康で元気に過ごす為にも元気の良い、子猫期や成猫期のお世話がとても重要なポイントになるようです。

では、人間の年齢に当てはめて考えるとするならばどうなるのでしょうか?我が家の猫は一体何歳くらいなのか?調べてみましょう。

まず、猫が生後1ヵ月で人は1歳、2ヵ月で3歳、3ヵ月で5歳、6ヵ月で9歳、9ヵ月で13歳、1年で17歳、だいたい1年でほぼ成猫の成長が完成される様で、1年半で人で言う20歳となります。

それ以降1年毎に人で言う4歳づつ歳をとるようですので、5年で36歳、10年で56歳、15年で76歳、20年で96歳と数えられます。猫の年齢の計算式も色々あるようですが、どれもだいたい数歳の誤差はありますが、正確な定義はないので、どれで見てもだいたい同じなので、どれを参考にしても間違いではないようです。

上記の様な、年齢の換算を計算式にすると、24+(猫の年齢-2年)×4=人間に当てはめた年齢が算出出来ます。自分の猫が今、どれくらいの年齢期に達しているか知りたい時はぜひ、覚えておいて、計算して見て下さい。

あなたの猫ちゃんは人間で言うと何歳でしたか?思ったより歳をとっていた!歳なのに思ったより元気だ!と様々だったと思います。

猫も人も同じですが、シニア期の中でも超高齢期にさしかかると、1年もしくは半年の短いスパンにも関わらず、衰えが激しくなってきます。15年に近づくあたりからは、すっかり動きが鈍くなり被毛の艶もなくなり、毛繕いもおろそかになってきます。

しかし、15年を過ぎた猫は見た目は衰えても、勘が冴えわたり、霊力を身につける存在とも言われたりします。さしずめ妖怪お猫様でしょうか?しっぽが二股に分かれて、喋りだすかもしれませんよ!

けれど、気が付けば、生れたての子猫を母猫代わりに育て上げたと言う経験も遠い昔の思い出のごとく、自分より歳をとって、ヨボヨボした猫を見るのは寂しいものです。

ペットは人よりも寿命が短いと分かっていても、現実となると心がざわつくものです。しかし、高齢期に差し掛かったら飼い主として覚悟せねばまりません。

いつの間にか年上になった、愛猫に敬意を込めて、お世話をしてあげて下さいね。そして、大切な時間を共に過ごしましょう。

猫夢中!そんな、おもちゃやおやつが欲しかった!

猫におやつは必要か?はい、一言で言えば必要ありません。猫におもちゃは必要かと言えば、ぜひ与えてあげて下さい!と言えます。

猫におやつを与えるのは、飼い主さんとのコミュニケーションや躾の時のご褒美などに効果をもたらしますが、猫が覚えてしまい、激しく要求したり逆に言う事を聞かなくなる猫もいたりするので注意が必要ですね。

美味しすぎて、身体に悪いおやつは猫にも人間にも同じく悪影響と言えそうですね。偏食にもなりやすくなるので気を付けてあげて下さいね。

では、どんなおやつが最適かだけ、お伝えしましょう。まず、人間が食べる物は絶対に与えない様にして下さい。甘い物はご法度です。虫歯や歯周病の原因にもなりますし、留守中に人間のおやつを漁るなんていう事もあります。

そして、猫と言えば、鰹節や煮干しなどが想像出来ますが、実はあまり良いとされていません。少量なら問題ないのですが、常用には向きません。猫に多い病気の一つ、尿石症の原因のマグネシウムの含有量が多い為です。また、塩分処理されているものも危険です。

では、何が良いかと申しますと、湯がいたササミやお魚など、又はゆで玉子なども良いそうです。また、ササミなどをオーブンで焼いてジャーキーにしたりすると日持ちもするので、良いおやつになりますね。

与えてはならない物の知識だけは十分に心得ていれば神経質になる必要はありません。私の愛猫は茹でたカボチャが好物でした。市販の物を利用するのも良いですが、安全性にも気を付けて選びたいですね。

そして、次はおもちゃですが、猫の狩猟本能を満たし、悪戯や問題行動を起こさない為にも、おもちゃで遊んであげるのが実はとても大事になります。

獲物を捕る達成感は、猫の最大の喜び、まさしく本能でもあるわけです。猫にとっても理由なんてありません。動く物がいたらついつい飛びかかりたくなるのです。それを満たされない猫は家の中で、様々な問題行動を起こすとも言われています。

おもちゃで遊んであげたら、すっかりそちらに集中して、悪戯が治まったと言う話は良く聞きますので、ぜひ猫の本能を十分に満たす、おもちゃを作って遊んであげて下さい。

おもちゃは市販の物もありますが、実は家にあるもので十分に満足して遊んでくれるのです。ちょっと工夫して手作りすれば、あなたと猫のオリジナルのおもちゃが作れて楽しいですよ。

一番基本的な物と言えば、紐ですね。紐を30センチくらいの棒にテープなどで付けた物でも、凄く喜びます。猫の狩猟する獲物を想定し、ネズミや鳥、虫などに似たおもちゃを紐の先に付けたりするのも良いでしょう。

また、それに似た動きを研究して飼い主も獲物になりきりましょう。猫の興奮度も違ってきますよ。時々止まったり動いたり、隠れたり、等それらしい動きにとても反応します。

しかし、成功体験も必要ですから、3回に1度は負けてあげる位に遊んであげましょう。あまり、こちらが優勢だと不満そうに遊ぶのを辞める猫もいます。

また、ボールなども好きですね。犬の様に投げると加えて持ってきたりもします。ボールも猫がくわえやすい大きさが良くて、実はアルミホイルを丸めただけなんて言うのも大好きです。

大好きなおやつを忍ばせたり、匂いを付けたりして、猫の興味を惹かせる工夫も良いですね。せっかく買ってきたおもちゃも凄い勢いで遊び、壊れたり無くなったりする事が実はとても多いのです。

無くしても、壊れても大丈夫な家にあるもので手作りをぜひお勧めします。ぜひ、猫を夢中にさせるおもちゃを猫と一緒に考えてみて下さいね。買うより断然楽しいですよ。

猫と離れたくない!旅行や仕事などで安心なお留守番の方法

猫に限らず動物を飼っていると、仕事に行くにも、ましてや旅行なんて、後ろ髪ひかれる思いでお出かけする事が多々あると思います。

しかし、猫はその中でもとびきりの留守番上手な動物ではないでしょうか、犬は群れをなして生活し、主人に従順な生き物なので、留守番中ひたすら飼い主を待ち続けるとも言われていますが、猫は元々単独行動の動物ですし、飼い主が居ない間はゆっくり寝て過ごしている様です。

そんな、ドライな性格とも言われる猫ですが、大概は飼い主が帰宅すると待ってましたと玄関にお迎えに来てくれるものの、ご飯を貰えばビックリするほど素っ気なくなるので、寂しかったのか?お腹が空いてたのか?とちょっぴり飼い主としては複雑になります。

良く、1匹だと留守番の時に可哀そうだと思い、多頭飼いをすれば寂しくないと勘違いする飼い主さんも居ますが、猫の性格にもよります。仲間と一緒に居てストレスを感じない猫も居れば、そうでない猫も居ます。

子猫時代から仲間と過ごした猫は馴染みやすいですが、単独で自由に飼われていた猫は仲間がいる方がストレスと感じてしまう場合もあるので、その猫の性格や特徴を理解してあげたいものですね。

また、旅行の際の注意点ですが、今はペットホテルやキャットシッターなどの方法もありますが、2日ほどの留守ならば猫だけでも大丈夫な方法があります。

先ず、気を付けたいのは、ご飯ですね。一度に2日分を出しておくのは衛生上良くないですし、猫もこれが2日分だから分けて食べようなんて思いませんので。

そう言った時に役に立つのが自動給餌器です。タイマーセットによりセットした時間に蓋があいて餌を食べられるのです。夏用に保冷材を入れる事が出来るタイプの物もありますし、大変重宝する便利グッズです。

しかし、電池が切れていたり、上手く蓋が開かないなんて事が無い様にきちんとメンテナンスとチェックは怠らないで下さいね。帰ったら蓋が開いてなかったなんて言う経験が実は私にもあります。

そして、水ですね。普段より大きめのボールに沢山水を張っておくか、何箇所か念の為に用意しておく事をお勧めします。普段あまり水を飲まない猫ですが、持病のある子は水を飲まないと大変な事になる場合もあります。

そして、トイレですが、余裕があれば2箇所ほど確保するか、砂を多めに入れておいてあげて下さい。清潔な場所でないと用を足さない事が猫は多く、ストレスになったり病気に結びつく事のないよう配慮が必要ですね。

そして、これも大事な事ですが、快適な室温管理です。冬ならば温かい寝床に毛布を普段より多めに用意しておけば、潜り込んで自身の体温で温かく過ごせますが、夏はそうはいきません。

締切の室内は大変危険で、特にマンションなどは気密性が高く、室温が高くなりがちです。また、猫が快適な場所を選べるほど部屋がなかったりすればなおの事、気を付けなければなりません。

また、クーラーをセットしておけば安全とも言えません。猫は案外冷たい風を嫌がります。また、クーラーが何かしらの故障を起こしかねないので、そう言う場合も想定しなければなりません。

一番安全な方法は、窓を少し開けておく方法です。ホームセンターなどで売っている補助鍵を使い、窓を数センチ開けておけるように、また猫が飛び出してしまわない様に、もちろん空き巣に狙われない様にしましょう。

きちんとロック出来たら、クーラーをゆるくかけてお出かけしましょう。一見、不経済の様に感じると思いますが、空気が抜ける少しの隙間によって万が一のクーラー故障時にも安全であると思われます。先ずは、安全第一でお留守番をしてもらいましょう。

猫には必要なの?お風呂と歯磨きの意味と方法

猫にとって、お風呂と歯磨きは必要なのか?考えてみましょう!まずは、お風呂ですが、元々猫の祖先は砂漠で暮らしていた動物なので、水が嫌いと言うのが定説ですね。中にはお風呂が大好きな猫も居るようですが、だいたいの猫はお風呂を嫌がるようです。

そもそも、猫は自ら毛繕いをしますし、お風呂に入れなくても全く問題なく綺麗な状態を保持できます。被毛自体にあまり油分を含まず、身体は汗をかきませんし、濡れると乾きにくい為に必要以上にお風呂に入れる方が猫にとってはストレスと感じて良くないようです。

それでも、汚れてしまった、お風呂に入れたいと思うなら、年に1~2回ほどで十分だと思ってあげて下さい。その時は猫専用のシャンプーを使いましょう。人間用は油分を取り過ぎてしまうので、猫には向きません。

また、お風呂上りにはしっかりとタオルドライして出来ればドライヤーで乾かしてあげましょう。その後は温かい部屋で十分な自然乾燥が必要です。なにせ、乾きづらいので!

次に、歯磨きの必要性ですが、猫は虫歯より歯周病になりやすいと言われています。3歳以上の猫のほぼ8割が歯周病になっていると言われています。

猫に歯磨きなんて!と思いますが、口腔ケアは人間同様に、病気予防や長寿に繋がる大事なことなのです。歯周病になると全身の老化を加速させたり、病気の発症に繋がりやすいと言われているんですよ。

最悪、歯を悪くしてしまい、歯石取りや抜歯となると、全身麻酔が必要となる為に猫の体にかかる負担はかなり大きな物になってしまいます。出来れば日頃のケアを欠かさず、この様な治療がないようにしたいですね。

猫は元々、餌を丸飲みしてしまうので、実は歯が無くても餌を食べられるそうなのですが、歯が無いのはどうにもこうにも可哀そうですし、やはり飼い主の努力は必要ですね。

ではどの様にして行うのが良いのかと言いますと、やはり子猫時代から慣らすのがベストですが、成猫からでも出来る方法もあるので、ぜひトライしてみて下さいね。

先ず一番大事な事はリラックスして無理せず焦らず、慌てずに飼い主が対応してあげて下さいね。上手く出来たらご褒美なども用意しておくと、習慣になって猫も遊びの延長戦の様に思い自然とやらせてくれるようになりますよ。

理想はやはり歯ブラシを使い磨く事です。人間の子供用の歯ブラシを使うと良いですね。出来れば、週に1~2日のペースでケア出来ればベストです。猫が喜ぶ様な、チキン味のペーストなども売られているようですし、猫の好きな味のスープを少し歯ブラシにつけて行うなど工夫してみて下さいね。

しかし、これはあくまでも理想で、なかなかすんなりとやらせて貰えない上に、つい忘れてしまったり、面倒になってしまう事も多いとかと思います。ここは飼い主さんの努力しかないですね。

また、歯ブラシ以外にも湿らせたガーゼを使って歯を拭いたりする事や歯垢や歯石予防効果のあるフードなども販売されていますので、フード選びにも気を使ってあげましょう。

しかし、一番大切な事はこれらの事に神経質になるばかり、無理強いして猫のストレスになったり、飼い主を見ただけで、逃げ出すなんて事のないようにしたいですよね。

一番は飼い主さんとの信頼関係と楽しい生活の為ですから、普段から、口の周りや口の中、歯などを触らせて貰える様にコミュニケーションを取ってあげて下さいね。

猫も人間も?病院に嫌がらずに連れて行く秘儀ご紹介

病院に行くって、猫も人間も憂鬱ですね。普段お出かけ慣れていない猫にとっては、ストレスなんてもんじゃありません、ましてや嫌がる猫をどうやって連れて行くか考える飼い主もストレス抱えちゃいますよね。

知り合いの猫は先生の所に行こうと言っただけで、抜き足差し足忍び足で逃げると言ってました。またその姿が可愛くてつい、先生の所!なんて言ってしまいそうになります。またキャリーバックを見ただけで逃げ出すなんて言う話も良く聞きますよね。

では、そんな猫をなるべくスムーズに病院へ連れて行くにはどうしたら良いでしょうか?長年の経験から提案出来る技をいくつかご紹介しますね。

先ずは、猫を運ぶキャリーバッグの存在を日頃から、身近な存在として目に触れ、慣れさせておきましょう!お出かけの時にだけ登場させていれば、猫も覚えてしまい、見ただけで逃げ出してしまい、キャリーバッグに入れるだけで大騒動になってしまいます。

なるべく普段から目の着く所に置いて、安心感を与え、寝床に活用したり、ご飯やおやつが貰える好きな場所、安心な場所と言う認識を与えましょう。そうする事で、キャリーバッグに入れるだけで大騒ぎなんて事も避けられるでしょう。

それでも、ダメな猫には洗濯ネットを用意しましょう!これは効果絶大です。目の粗い中の様子がハッキリ分かる物がベストです。普段洗濯に使っている物ではなく、それ専用の物を用意してあげて下さいね。

ネットに入る事で全体を包まれている安心感が得られると共に暴れにくい事からとても静かになりますよ。猫は隠れている気満々なので、またネットに入ったまま受診する事も出来ますし、万が一の脱走も防げます。

また、ハーネスや首輪なども付ける事をお勧めします。飛びだし防止など飼い主が制御出来るので、万が一の時の安心にもなります。そして、これも普段から慣らしておくようにしましょう。我が家の猫は見ただけで、走って逃げていました。

そして、無事に連れて行けたとしても、動物病院でのマナーもちゃんと知っておきたい心得ですね。飼い主も普段行き慣れていないと、慌ててしまいますよね。

まず、当然の事ながら、緊急以外の受診は診療時間内に行きましょう。診療時間外は手術中であったりなど、すぐに対応出来ない場合もあるので、どうしてもの時は必ず事前に電話で問い合わせましょう。

また、予約している場合は当然、遅れないようにしましょう。時間に遅れてしまい、十分に見て貰えなかったなどと言う事が無い様にしたいですね。

また、待合室では他の受診待ちのペットに構わない様にしましょう。そして、飼い主同士の安易なアドバイスは避けましょう。

病院慣れした飼い主さんが、安易に他の飼い主さんへアドバイスした結果、それを信じて大変な事になった事例があるそうです。猫好き同志はつい話も盛り上がりますが、注意したいポイントです。

また、指示があるまで、キャリーバッグから出さない様に注意しましょう。猫にもストレスになりますし、他のペットへの刺激にもなってしまいます。

そして、重要な事は普段からお世話している人が病院に連れて行ってあげて下さいね。普段の様子を詳細に獣医に伝える事が大事になります。

また、大勢で行くのも控えましょう。心配なのは分かりますが、猫一匹に家族4人で付き添うなんて滑稽な場面にならない様にして下さいね。

これらの事を踏まえて、スムーズに動物病院に連れて行ける様にしたいですね。猫も人間も出来れば、病院のお世話になるべく、なりたくないものですよね。

具合が悪いの?病気かな?と思ったらの対処法

猫も具合が悪くなる時が当然あります。そんな時に慌てずに対応出来る様に、日頃から猫の様子を観察したり、かかりつけ医を探しておくのは飼い主の大切な役目となります。

日頃、猫のどんな様子に注意をして観察しておけば良いかまた、かかりつけ医の探し方やどんな病気があるかざっと簡単ですが、ご紹介致します。

先ず、日頃の猫の様子についてですが、猫は1日の大半を寝て過ごしますが、ご飯も食べずに寝ていたり、水も飲まず、トイレもせずに寝ているとなったら、具合が悪いかな?と疑っても良いでしょう。

また、逆に必要以上に水をがぶ飲みしていたり、トイレの回数や尿の量が多かったり、落ち着きがなくトイレを行ったり来たりなんて言うのも、異常ありのサインですね。

そもそも、猫は具合の悪い事を隠す動物です。野生の名残で具合が悪い事を敵に知られて生命の危機にさらされない様にするとも言われています。

日頃の小さな変化に気付ける様にしたいものです。明らかに具合が悪い状態だと分かる頃には、かなり病気の進行が進み、手遅れになってしまったとならないようにしましょう。

また、病気だけではなくて、猫は好奇心旺盛な動物ですので、万が一の事故による怪我などの応急処置や対応の心構えも出来ていると安心ですよ。

緊急の時の大切な心構えとしては、病院に連れて行く前の処置なので、傷口などはむやみに触らず、また自己判断で薬も使わない方が賢明です。また、食事なども無理に取らさずに、第一に冷静になりましょう。

また、こう言う不測の事態や病気を未然に防ぐ為にも、かかりつけ医を事前に探しておきましょう。先ずはワクチン接種や健康診断などを受けさせて、主治医と相性を見極めておくのも大切です。

今はネットなどでも事前に様子が分かりますので、院長の経歴や治療方針、院内の雰囲気や設備などまた診察料金など、気になる事があればチェックしておきましょう。

そして、実際に訪れた印象として、動物への接し方や、飼い主への説明が納得いくものであるか、薬を無駄に出さないか、清潔な設備であるか、また時間外診療の場合の他の病院への案内や対応の説明なども大切な要素となります。

納得がいかない場合は動物の世界であっても、セカンドオピニオンを求める事もあって良いでしょう。疑問を持ちつつ自分の大切な家族であるペットを診てもらうのは不安が募るだけです。

そして、猫がかかりやすい病気についてですが、感染症として猫エイズや猫白血病、そして風邪の様な症状が出る感染症も多岐にわたります。

また、膀胱炎や尿結石なども猫に多い病気です。そして、腎不全や心筋症など、また関節炎、歯周病も良く聞かれます。重篤な病気の種類も多く、癌や糖尿病や甲状腺機能の障害などもまれに聞きます。

これらの病気は素人が事前に判断する事は難しいので、この様な病気にかかりやすい、またその病気になった時の出やすいと言われる特徴ある症状などを知っておくのが良いかと思います。

そして、何よりも、予防と言われる方法をきちんと知り、日頃から実践出来ると良いですね。感染症などは多頭飼いから集団感染しやすいですし、肥満なども病気に繋がりやすく、季節の変わり目や温度差などにも注意して下さいね。

猫にとっても人間にとっても同じ事が言えると思いますが、ストレスの無い環境作りがもっとも大切だとも言えますね。快適で清潔な環境と飼い主さんとの適度のコミュニケーションは猫のストレスを軽減しますので、一番の予防策になるのではないでしょうか!

猫の可愛いしぐさには色々な感情が隠れています

猫のしぐさはとても興味深く、猫が好きな人なら、その姿にとても癒されるのではないでしょうか?その特徴あるしぐさには可愛さだけでなく、それなりの深い理由と意味があるのは知っていますか?代表的なしぐさとその意味を探っていきましょう。

猫と言えば、足元にスリスリとなすりついてくるしぐさは良く知られていると思いますが、猫好きさんには嬉しい行為ですが、猫が苦手な人にはちょっとうっとうしく感じるかもしれませんね。

このスリスリの行動は、信頼の証の愛情表現になります。頭や身体などをすりつけて、自分の匂いを付けて、私のもの!大好き!とアピールしていると思われます。よその家の猫にされたら、歓迎されていると思って良いでしょう。

また、猫パンチってご存知ですか?その名の通り、猫が手でパンチしてくるのですが、これも何かを確認したいけど、ちょっと不安や恐怖があるので、どうなっているのかな?と確認する場合と、あから様な攻撃態勢のパンチとあります。

パシパシと叩いてきながら、シャーシャーと威嚇して来たら、かなり危険なので、あまり構わない方が賢明ですね。小さな猫と言っても爪や牙はたいそうな物ですので、なめると痛い目に合いますよ。

また、猫の可愛いしっぽにも、色々な感情が隠れています。ご機嫌な時はしっぽを上にピンと立てて、もしくは嬉しくて仕方の無い時は、しっぽがプルプル震えながら、たまらない!って感じで甘えてきます。

その反対に、恐い時や怯えている時などはしっぽが垂れ下がり、もしくはお尻に巻き込むように縮こまっています。また、機嫌が悪い時はしっぽを左右にパタパタとさせながら、これ以上近寄るな、触るなと言った具合に怒る一歩手前ですよと表現してきます。

また、甘えのしぐさの代表的なものとしては、両前足をフミフミ、モミモミする姿を見た事はありませんか?飼い主さんに対してする場合と柔らかい毛布などにする場合とありますが、これは子猫時代に母親の乳を飲む時に前足で押しながら飲んでいた事を思い出させるしぐさです。

柔らかい毛布を触った瞬間に、反応してモミモミする猫も居ますし、甘えたくて飼い主さんに対してする猫もいますし、どちらにせよ。甘えの行為ですね。中には毛布を吸いながらモミモミする猫もいます。

その他に甘えのしぐさの代表と言えば、撫でていると急にお腹を見せてくるりと仰向けになってきたりもしますね。お腹を見せる行為は信頼している証拠で、撫でて触って、遊ぼう!と誘っています。

そして、これは猫を室内で飼った人にしか分からない、不思議で面白い行動があります。トイレの後のダッシュです。オシッコよりもウンチをした時の方が多いのですが、もの凄い勢いでトイレから出てきて走り回るのです。

どうしたの?と思うほど、凄いダッシュなので、こちらがビックリしてしまうほどです。これには諸説あって、野生では用を足した後に敵に襲われない様にすぐその場を立ち去らないと危険な為に、猛ダッシュでその場から逃げる行為だとも言われています。てっきり気持ち良くなってご機嫌ダッシュかと勘違いしてましたけど。

私達を癒してくれる可愛いしぐさや行動ですが、面白い物から、ほっこりする物まで、猫の気持ちになって考えてみればなるほど!と納得する事もありますね。注意深く観察すると、猫って本当に面白い動物ですよ。

猫ってずっと寝てる動物?その生態を学ぼう

猫は1日の大半を寝て過ごします。人の倍も寝ると言われ、その睡眠時間は14時間から16時間、子猫に関しては20時間も寝ている様です。

猫の名前の由来についても諸説ある様ですが、長く寝る事から「寝子」と呼ばれる様になったとも言われる位です。本当に良く眠る動物の代表みたいですね。

そもそも猫は単独行動の動物なので、餌を得る為の狩りも単独です。それに伴い多大なエネルギーを消耗させる事から、いざと言う時の狩りの為に寝て体力温存しているとも言われいます。

しかし、今や狩りもせず、飼い主から餌を貰うだけなのに、寝ている時間が長いってどうしてなのでしょうか?動物はそもそも餌を食べる他は特にやる事もないので、餌を丸飲み出来る猫は食事の時間も短いので、後は寝るしかないのかもしれませんね。

睡眠時間が長い猫ですが、そもそも熟睡している時間はそれほど長くない様です。ほとんどがうたた寝している状態の様です。寝ているスタイルによって熟睡かうたた寝か見分ける事が出来ますよ。

香箱座りと言って、前足を内側に丸めて座るスタイルが猫特有の物ですが、リラックスしている時などに良く見られますが、この様な姿勢の時はうたた寝の様です。意識は多少あってまどろんでいる感じでしょうか。

逆にその反対で、お腹を見せて仰向けに寝ていたり、手足を長く伸ばして寝ている時はどうやら完全に警戒心ゼロで、熟睡している状態の様です。

熟睡している時は時折、ピクピクと痙攣したりする事があります。手足をバタバタと前後に動かしたり、大きな動作をする猫も居ます。もしかしたら夢を見ているのかもしれませんね。

また、夜行性と言われている猫ですが、室内飼いの猫は成長と共に人間の生活時間に合わせて、夜は一緒に就寝する様になります。また、外に自由に行き来出来る猫に限っては、夜になるとやる気スイッチが入る様で、猫の集会などに出かける様です。

発情期になると、外で相手を探す為に猫の甲高い声や、雌猫を取り合う雄猫の喧嘩する声などが聞こえて来たりしますよね。外に出る猫はやはり夜行性の行動が強く出る様です。

なので、家猫さんは夜は寝てるが昼間は起きて、時々眠る。外猫さんは夜起きてるが、昼間は寝て、時々起きる。感じとも言えるでしょう。しかし、どの猫も1日の活動量がさかんな時間が明け方と夕方と言われています。

なので、朝早くからご飯を催促される事で起こされたり、夕方も忙しい時間にご飯をくれと、騒いだりとなかなかマイペースぶりを発揮してくれる話は良く聞きますよね。

良く眠る猫ですが、そもそも決して怠け者ではなく、その生態の特徴としては高い身体能力が挙げられます。跳躍力は自分の体高の5倍もあり、高い所もなんなく飛びあがれます。

高い所が好きなのは、単独行動で生活する事で、敵から身を守るのに高い所が安全だった名残ではないでしょうか。上から、全体を見渡せる事で周りを見張っていたのでしょう。

また、獲物を瞬時に捕える為に、その走るスピードは時速48㎞も出せるとも言われています。持久力は無いけれど、瞬発力と敏速力はとても優れています。

また、穴に潜ってネズミを追いかけたり、的に襲われない様に狭い場所で寝たり逃げ込んだりする名残からか、とても狭い所が好きなのも猫の特徴ですね。そんなに狭い所に入って出られなくならないかこちらが心配するのもよそに潜り込んだりしますね。

これらの生態を考えると、猫が安心して眠れる少し狭くて、暗いベットや誰からも干渉されない高い場所などを用意してあげる意味が分かりますね。