お別れの時が来たら、ペット霊園でのお葬式を考えてみる

以前にも、愛猫とのお別れの時を迎えたら、どう弔うか紹介しましたが、ここではペット霊園で弔う事を決めた飼い主さんへどの様な準備が必要か紹介しましょう。

家族同様に、過ごして来た可愛いペットとのお別れはとても辛いものです。それを乗り越える為にも、この様にペット霊園での葬儀は人間同様にステップを踏む事で、徐々にお別れの覚悟が出来て、気持ちを落ち着かせてくれる事でしょう。

自宅の近くにあるペット霊園を事前に比較検討して調べておくのが、スムーズでしょう。葬儀の形式もペット霊園でスタイルは様々です。家族で事前に話し合い、かけられる予算なども決めておきましょう。

また実際に利用した人からのアドバイスなどを受ける事もイメージしやすいものとなります。いざと言う時に家族間で揉めない為にも意見をまとめておきたいですね。

ペット霊園でのスタイルは基本的に、個別葬、合同葬、立ち合い葬などに分かれます。人間のお葬式の様に全てがセレモニースタイルでセットされている物もありますが、だいたいは火葬までの流れとなります。

その後、そのペット霊園での埋葬を考えているか、遺骨を持ち帰るかによってもセレモニースタイルも価格も変わってくるでしょう。

ここでは、基本的な違いについて説明します。まず、個別葬と呼ばれるスタイルは、個別に火葬し、個別に埋葬するか個別に遺骨を持ち帰る事を言います。

また、合同葬はほかのペット達と一緒にまとめて火葬されます。その為に個別に埋葬することも持ち帰る事も出来ませんので、そのペット霊園の合同供養塔などに埋葬されることになります。

また、ペット霊園まで出向かずとも、自宅まで訪問して火葬してくれるサービスもあります。一見すると何の車か分からない様なシンプルな火葬車があります。

人目に付かない駐車場や空き地がある場合、そこで火葬してくれます。煙も出ないハイテクな車なので、近所に分からず、家族で遺骨拾いまで出来るシステムです。

また、立ち合い葬などは、個別で火葬された後に、立ち合わせてくれ、遺骨拾いから僧侶の読経から焼香まで依頼する事も可能です。

ここまでくると人間の葬儀と変わらぬ手厚さに、何もそこまでしなくても良いだろうと言う意見と、そこまでしたい!と言う価値観は人それぞれですね。

価格の相場で言えば、猫の個体の大きさはそれほど変わらないので、個別葬で、平均3万円前後、合同葬では1万円から2万円の間、立ち合い葬まで望む場合はオプション価格でプラス5千円前後ではないでしょうか。

ペットの葬儀には人間と同じようなルールなど存在しません。この様な方法を選ぶのは、飼い主がいかに気持ちを落ち着かせて、愛猫を送り出す事が出来るか否かなのではないでしょうか?

そして、愛猫が亡くなったからと言って、慌ててペット霊園での火葬を行う前に、遺体を安置しお供えをしながら、最後のお別れの時間を十分にとるのも良い方法です。

この様な、セレモニーを通して、愛猫の死と向き合い、ペットロスにならない為にも区切りが必要です。ですから、常識とは?ルールとは?縁起とは?など考えずに弔ってあげるのが良いと思います。

いつまでも、遺骨を側に置き、悲しみ続けて苦しむのなら、早めに自然に還す事が望ましい場合もあるでしょう。悲しみから解かれる時間は人それぞれでしょう。

無理に立ち直る事を考えずに、自分にあった方法と時間をかけてあげましょう。飼い主が立ち直る事で、愛猫も安心して成仏できるのではないでしょうか?