野良猫を保護したらどうしたら良いの?

外をウロウロしている猫は全て野良猫なのでしょうか?もしも、野良猫を保護したら、あなたならどうしますか?先ずは野良猫についてじっくり考えてみましょう。

野良猫ってどこにでも見かけますよね。慣れている猫も慣れていない猫も、飼い猫だったり、そうではなかったり、きっと外に居る猫は様々な事情があるでしょう。

しかし、外で暮らす猫の問題は様々です。ゴミや庭を荒らしたり、家の周りをトイレに利用されたり、困っている人もいるのではないでしょうか?

野良猫と言うのは、野生の猫ではありません。猫と言う生き物は人間と寄り添って生き永らえてきた歴史が深く、今では、動物の自然淘汰のしくみからは外れていると考えられます。

もちろん、野良猫では厳しい環境下で長く生きられない猫も居るでしょうが、人間が暮らす街の片隅などで密かに寄り添って暮らしています。

中には、広々した公園などで、餌をもらって生きている猫もいるでしょう。しかし、最初から野良猫として生まれてきた子猫と何らかの事情で捨てられてしまった猫では生きる力が違います。

法律では動物愛護管理法で厳しい規制が設けられています。もしも遺棄するなどの行為が見つかった場合は50万円以下の罰金などが科せられます。

もちろん、虐待や劣悪な環境下での飼育や飼育能力を超えた多頭飼いなども規制対象にあたります。飼い主の見当たらない猫の捕獲は動物愛護センターなどで管理されて、最悪は殺処分と言う悲しい結末が待ちうけます。

不幸な猫を増やさない為に、ボランティア活動を通して里親を探したりする団体もあります。場所によっては地域猫として大事に世話をされている猫もいます。

しかし、野良猫や捨て猫が後を絶たない現状は昔も今もあまり変わっていない様子です。猫を飼っている世帯でも、保護猫を家族に迎え入れたと言う話はよく聞きます。

では、もしも?野良猫や捨て猫を保護したらあなたはどうしますか?現在もっとも多く動物愛護センターで保護されるのは子猫だそうです。幸いに新しい家族が見つかる猫もいますが、殺処分される子猫は後を絶ちません。

あなたが、子猫の野良猫を保護してしまった場合、どんな選択をしたら良いでしょうか?先ずは、自分が責任を持って生涯面倒をみる覚悟があるでしょうか?

自分自身が飼えない場合は、里親を見つける努力が出来るでしょうか?それまで面倒を見る事が出来るでしょうか?大切な小さな一つの命ですので、真剣に考えないとなりません。

現代は保健所や動物愛護センターへ持ち込むと、かなりの確率で、殺処分への道のりが近くなります。出来れば、里親募集サイトを利用したり、地域の保護猫ボランティアさんに相談して飼い主を見つけてあげましょう。

そんなこんなで、飼い主を見つける為に奔走していると、つい情が移り、飼う事を決めた!なんて人も多いかもしれません。では、野良猫を飼う!そんな決意表明をしたあなたへどんな事に気を付けなければならないか、ご紹介しましょう!

先ずは、健康をチェックをする為に動物病院で検査してもらいましょう。子猫の内に保護したら、ワクチン接種や避妊、去勢手術など、これから先、動物病院にお世話になる事が多くなります。

また、成猫の場合でも、避妊や去勢がされているか、ノミや寄生虫がいないか?また、何かしらの病気にかかっていないか、調べて貰うのが良いでしょう。

そして、環境の変化に戸惑っている内は長い目で静かに優しく見守ってあげて下さい。信頼関係は一日にして作り上げられるものではありません。焦らず気長に構えて下さい。小さな命を守る事を決めた勇気ある、あなたならきっと乗り越えられるでしょう。