早期発見で安心!猫の異変を見分ける5つのポイント

猫は病気を隠す動物です。野生動物の場合、弱っている姿を敵に見せる事は命の危険を更に高めます。飼い猫であっても同様です。

猫は病気や怪我をしても、ただじっとしているだけなのです。一見、元気そうにしていても、安心はできません。具合の悪さをアピールしない猫の変化をいち早く気づく為にはどんな所に気を付けたら良いのでしょうか?

全ては、飼い主の観察次第!猫の異変をいち早く見つけてあげられる様にしたいものですね。早期発見で重症にならない為に、5つの観察ポイントをご紹介致しましょう!

ポイント1、日頃からスキンシップを大切にしましょう。触って嫌がる所や痛がる所などは、怪我や病気の場合があります。普段のスキンシップで全身をチェックする事で早く気付ける事もあるのです。

ポイント2、猫のボディチェックをしましょう。まず、目やにや涙が出ていないか?目が充血していないか?また腫れてなどいないか見て下さい。

たまに付く目やになどは問題ないですが、傷による炎症や猫風邪による感染症の結膜炎なども考えられますので、異常な目の腫れや涙には注意しましょう。

更に鼻ですが、猫の鼻は健康な状態であればしっとりと濡れています。たまに鼻くそなどが付くのはご愛嬌ですが、鼻水などが見られる時は、要注意です。

そして、口ですが、くしゃみ、咳、嘔吐、よだれなどもチェックしましょう。くしゃみや咳は猫も自然現象ですが、毎日続く様子なら、病気を疑いましょう。

猫は吐きやすい動物です。毛玉を吐いたり、早食いによる嘔吐などは猫にとっては普通ですが、頻度が多く毎日であれば、要注意です。

よだれについても、食事や寝ている時以外に垂れている様子であれば、口の中が炎症している場合が考えられます。感染症などで免疫力が下がると、口内炎が出来やすくなるのです。

ポイント3、毛繕いの様子をチェックしましょう。執拗な毛繕いなどは何かしらのサインと考えて下さい。執拗に舐める場所によっても様々な病気の要因が考えられます。

お尻を頻繁に気にして舐める様子なら、泌尿器系の病気も考えられます。また、体の一部を執拗に舐める場合も皮膚炎や内臓疾患も考えられます。

舐めずに、掻きむしる事による脱毛などはノミやダニなどのアレルギーや食物アレルギーなども考えられます。猫の脱毛の原因を探すのは難しいと言われていますので、自己判断せず、被毛に何かしら異変を感じたら病院で一度相談してみましょう。

ポイント4、オシッコやウンチなど、おしり周りをチェックしましょう。猫のウンチの状態はまた人間の物とは少し違います。

通常は固くてコロコロとしている物です。どちらかと言うと下痢や血便、寄生虫などに注意が必要です。色やニオイや回数、量など少しでも異常を感じたら、迷わず病院に相談しましょう。

ポイント5、猫の行動についても、じっくりと観察しましょう。食事については餌の量、水の量なども重要です。飼い猫は十分な餌を貰っているので、食べ方にムラがありますが、食べ過ぎや食欲不振が続く様子なら気を付けて下さい。

また、必要以上に鳴いたり、何かを訴えている様子を見せる猫もいます。とにかく飼い主としてその状況を良く観察して下さい。

また、猫は良く寝る動物でありますが、普段と違う場所に隠れて寝ている様子ならば、体調が悪い事も考えられます。人目を避けて、好物にも目もくれない様子なら放置せず病院へ連れて行きましょう。

何事も早期発見で大事に至らないで済む事もあります。日頃の観察を飼い主として怠らない様にしましょう!