猫の美人コンテスト?キャットショーを観に行こう!

キャットショーとは?血統猫と言われる特徴のある種の保存と発展を守るキャットクラブによる、猫の美しさを品評するショーの事です。世界中で年間400以上ものキャットショーが開催されています。

キャットショーと言うと、少し敷居が高く感じますが、実は一般の人も無料で見学が出来ます。キャットクラブのウェブサイトをチェックすると毎週各地で開催されています。

キャットショーでは、普段見られない、美しい猫や珍しい猫を見るチャンスでもあります。キャットショーへの知識を持って見学すると楽しさも倍増する事でしょう。

しかし、動物愛護の精神で見ると、このキャットショーとはどんなものなのでしょうか?血統を守り代々その特徴を受け継ぎ繁殖させる行為は一見すると、人間の身勝手な行為の様に思われがちです。

しかし、純粋に血筋をたどり確認し、変わった猫やユニークな猫の特徴を守り保存させていく事はとても重要な事だと思うと、決して動物愛護から外れるものとも思えません。

このキャットショーへの出陳者は実はほとんど趣味で出陳している人が多いそうです。生業でないからこそ、妥協を許さずに美しい血統猫の繁殖をし守っていけるのではないでしょうか。

世界最大のキャットクラブ、The Cat Fanciers’ Association、頭文字を取り、略してCFAは血統猫の世界最大である権威ある登録団体です。

1906年にアメリカで設立されてから、血統猫を守る事の他に猫と人間とのコミュニケーションを深める事にも力を入れているそうです。

日本では、45年前からキャットショーが開催される様になりました。CFAが公認している、血統猫は現在38種ほど認可されているそうです。

このCFAが主催しているキャットショーへ出向くと、様々な猫を見れる他にも、様々な情報も得られます。コミュニケーションの場として大いに活用できますね。

また、アンバサダープログラムと言うものがあり、Question Ask Me!と言うバッジを付けた出陳者に質問すると快く説明をしてくれるシステムがあります。血統書に関する知識やショーの見方などを聞く事ができ、一層キャットショーが身近に感じるかもしれませんね。

しかし、誰でも見学出来るのですが、守らなければならないマナーやルールがあり、事前に頭に入れておきましょう。

まず、子供連れの場合は十分に注意して下さい。出陳者とその猫はとても緊張しているので、会場内で、はしゃいだり、走り回ったり、泣きわめく事の無い様にしましょう。

そして、審査員に対してもむやみに質問しない様にしましょう。質問があれば、先ほど説明したアンバサダープログラムを利用しましょう。

そして、猫が入っているゲージにカバーが掛けている場合は決して覗いたり、叩いたり、手を入れたりしないようにしましょう。

そして、触る事も禁止です。これは健康上の問題から、万が一他の猫を触り感染症の媒介役にならない為です。またショーの為に念入りに手入れされた毛並みを台無しにしない為でもあります。

また、写真などもオーナーに声をかけて許可を得てからにしましょう。ショーの参加で緊張しているかもしれません、適切なタイミングと礼儀は忘れない様にしたいものですね。

マナーを心得た所で、いざ審査の見学ですが、この審査基準はなかなか一般的に理解するのは難しい様ですが、淡々と審査は行われ、ナンバーがついているゲージに審査が終わると各色のリボンが与えられ、ポイントが付き順位が決まります。

猫好きなら興奮する事間違いなしのキャットショーですが、はしゃぎすぎずに静かに見守る事を心がけて、ぜひ見学に行ってみましょう!