猫のコミュニケーション術はボディランゲージにあった!

人間同士のコミュニケーションの方法は言語を使う方法が一番多い方法であるのに対して、猫同士はお喋りでコミュニケーションを取るのでしょうか?

猫を良く観察してみると、良く鳴く猫とほとんど鳴かない猫がいる事に気付きます。人間が声を掛けた時に返事をする猫と、目をちらりと合わせて無視する猫と様々です。

猫同士は実は、あまり声を発してコミュニケーションを取っていないようです。猫同士で声を出し合っている時は喧嘩の時の威嚇によるものか母猫が子猫を誘導する時位なのです。

猫が可愛い声で鳴くのは、実は人間に対しての甘えや要求の為なのです。子猫の時に母猫に世話や不安を、鳴いて知らせていた名残を、鳴いて人間に対しても知らせているのです。

人間に対しては、鳴いてコミュニケーションを取ろうとしますが、では?猫同士はどうやってコミュニケーションを取っているのでしょうか?

猫の本質は、単独行動であるので、あまり目立つコミュニケーションを必要としないのかもしれません。人間から見れば、それがコミュニケーションなの?とびっくりする様な小さなボディランゲージが実はコミュニケーションだったりします。

では、どんなボディランゲージがコミュニケーションとして猫が使っているか更によく観察してみましょう!これを知ったらあなたも猫とより深い関係性が築けるかもしれませんよ!

まず、猫同士の挨拶は仲良しの猫ならば、鼻をくっつけあってニオイを嗅ぎ合い、情報交換します。そして、体をすり寄せあい、時にはしっぽを絡ませる様に挨拶をします。

猫同士では決して目を見つめ合うような事はしません。目を合わせる事は敵意の表れとなり、いわゆるガンを付ける事になってしまいます。

しかし、飼い猫に関しては飼い主とジッと目を見つめあって親愛の眼差しを送ってくる事もあります。信頼関係があるからこそなのですが、初対面の猫に関しては決して目を見つめない様に心がけましょう。勘違いされてしまうかもしれません。

もしも、仲良くしたい猫が居れば、目があったらそっと目をそらすか、ゆっくりと目を閉じながら、瞬きをすると良いでしょう。敵意を持っていないと言うボディランゲージになります。

また、猫のボディランゲージと言うのは実は伝えたいからではなくて、気持ちが自然に表れてしまうものなのです。自分の今の状態を示す事で、相手が察し、コミュニケーションが取れるのです。

では、その気持ちが表れてしまうのはどんな部位でしょうか?まず、目ですね。先ほど触れた様に、敵意がなければジッと見つめない事です。

目を細めていたり、閉じているのは安心し、リラックスしている状況です。逆に瞳孔が開くほど大きく目を見開いている時は、興奮しているか警戒している時でしょう。

さらに、耳や尻尾やヒゲにも如実にその気持ちが表れます。嬉しい時や楽しい時は耳も尻尾もヒゲもピンと立っていますが、恐怖や不安があれば耳も尻尾もヒゲも下に折れ曲がってしまいます。

特に尻尾に関しては観察していると、本当に様々なバリエーションがあります。付け根から大きくバタバタと振っていれば、不満がある事を示し、ゆっくりと動かしている時は安心感を持っています。

また、ピンと立てて小刻みに震えている時は嬉しくてたまらない表現なのです。この様々なバリエーションは飼い主がぜひ、日頃から観察して愛猫とのコミュニケーションに活かして欲しいですね。

愛猫が飼い主だけに伝える特別なボディランゲージがあるかもしれませんよ!?