ケンカ上等!猫にケンカのルールはあるの?

猫のケンカに遭遇した事はありますか?間違っても仲裁に入ろうなんて思わないで下さいね。猫は転嫁攻撃性があり、関係ない相手にも、やつあたりする事があります。

仲裁に入らなくとも、その場に出くわしただけなのに、やつあたり攻撃された!なんて事にもなり兼ねません。特に外に居る猫は野良猫かもしれませんし、病気を持っている可能性もあります。

人間にうつる病気も潜んでいますので、猫のケンカに出くわしたら、離れて見守るか、そっとその場を離れましょう。でも、どうして猫はケンカをするのでしょうか?

猫なりのケンカのルールはあるのでしょうか?どんなタイプの猫がケンカしやすくなるのでしょうか?今回は猫のケンカについて、調べてみました!

猫に限らず、動物の世界では、実はむやみな争い事は好みません。威嚇行動などは多分にあれど、取っ組み合いのケンカなどは、お互いの命に関わります。

激しいケンカになる前の、威嚇で決着を付ける事が多いのです。しかし、一度火が付けば、かなり激しさを伴うのが猫のケンカです。

では、ケンカしやすい猫とはどんな猫でしょうか、主にテリトリー意識が強い雄に見られます。去勢していない雄同士のケンカが多いでしょう。

雄猫は生後1年ほどで、発情期を迎えます。そうすると、テリトリーの奪い合いからケンカが多くなります。もちろん、雌猫をめぐってのケンカです。

縄張り争いや雌猫の奪い合い、生命を繋ぐ本能に他なりませんが、凄いエネルギーですね。全ての生物の中に潜む本能であり、宿命です。

遠慮し合っていたら、強い命が繋がっていかないのでしょう。しかし、去勢してしまうと、めっきりこの行動が抑えられてしまいます。

しかし、このテリトリーを守る事は、雄猫だけのものではなく、雌猫にも強くあります。そして、去勢や避妊をしている猫でもあるのです。

この時のケンカは、威嚇や軽い猫パンチほどで、激しいケンカには至らないでしょう。威嚇し合っている内に猫なりの審判が付き、弱いと感じた猫が引きさがっていきます。

猫がケンカを売っている時の姿は、人間から見ると、なかなか滑稽でもあります。全身の毛を逆立て、背を丸めてつま先立ちで大きく見せようとしています。

低い声で唸り合い、目を睨み合い、相手がどうにか引き下がってくれないかな?的な感じです。一喝すると言うよりも、ウーウーと唸り続けます。

実はそんなケンカの姿は寛大でもあるのです。争い事は嫌いだし、出来れば怪我したくなくて、引き下がってくれよ!あっち行って!的な感じなのではないでしょうか?

しかし、猫と言えど、するどい爪をもち牙をもつ動物です。その威力は爆発すると凄まじいものです。実は、人間だって大怪我してしまうほどです。

特に恐怖による猫の攻撃性は凄まじいです。人間や他の動物が限度を超えて近づこうとするならば、一瞬にしてその反撃行動に出ます。

今まで唸り声だけの威嚇だったのが、防衛姿勢から攻撃姿勢へと変わり、するどい爪で引き裂かれ、尖った牙で咬みついてくるのです。

あまりの速さと凄まじさから、私達人間でも逃げ切れず、怪我をしてしまいます。猫同士であっても、怪我は免れないでしょう。

もしも、あなたの家の猫が怪我をして帰ってきたら、その怪我の位置で、優性だったか、劣性だったか、判断する事が出来ます。

後ろ足や尻尾やお尻辺りに負傷があれば、逃げようとして怪我をしたとあれば、負けたケンカだったのでしょう。逆に顔などに怪我をしてきたなら、かなり優性でケンカをしてきた事が分かります。

いずれにしても、本来は深追いしないのがケンカのルールです。お互いの生命に関わるケンカはほどほどにと言いたいですね。