猫にノミが付いたら大変!どうしよう?対処法を知ろう!

ノミは人間にとっても厄介な存在です。猫に寄生するノミは猫ノミと呼ばれ、人間には寄生しませんが、吸血はするので、ひとたび咬まれれば、とても痒くて大変です。

ノミは2000種類も存在し、メスもオスも関係なく吸血します。メスは吸血すると2日以内に産卵し、その数はおよそ30個ほど、大きさは0.5mmほどなので、人間の目で確認できます。

時期にもよりますが、早ければ2日ほどで孵化し、さなぎから成虫まで200日あまりです。卵から幼虫、さなぎまでの段階は猫の体から離れていますが、成虫になると猫の体に潜んで生息します。

猫の体から離れている時期は、家の中のあちらこちらに隠れていると考えて良いでしょう。また成虫になると、ノミの最大の特徴としては、ジャンプ力です。

成虫の大きさは2mmほどですが、30cm以上も飛ぶ事が出来るのです。自分の体の何倍も高く飛べるなんて、凄いですね!と感心している場合ではありません。

寿命も1年位長生きするとも言われています。住環境が整い、ノミも長生きになったのでしょうか?いや、そんな事言ってる場合ではありません!

もしも、愛猫の体に黒く小さく、うごめく生き物を見つけてしまったら、既に沢山の卵や幼虫、さなぎなど、家中に広がっていると思っても大袈裟ではないでしょう。

猫の毛をかき分けて、地肌の部分を良く確認して見て下さい。赤く刺されている部分やノミ自体を確認したらとにかく潰さない様に捕えます。

潰してしまうと、卵が散乱してしまいます。ガムテープにくっつけるか、中性洗剤などに浸します。大変小さな生き物なので、困難ではありますが、これが増やさない対策です。

とにかく、ノミを見つけたら、ひたすら駆除と掃除しかないのです。これに尽きます。まれに、このノミが原因で猫もノミアレルギー性皮膚炎と言う病気にもなります。

ノミの唾液によるアレルギー反応です。毛が抜けたり、激しい痒みや炎症を伴うので、侮れません。駆虫薬を使うなどして徹底的に駆除をします。

最近では、ノミ取り首輪やノミ取りシャンプー、首の付け根に染み込ませる薬剤なども豊富となりましたが、ノミを駆除すると言う事は、劇薬である事を忘れないで下さい。

これらの強い薬を使用する事で、逆に薬剤アレルギーを起こす事もあるのです。薬剤などの使用は獣医師に相談する事をお勧めします。

そして、家中に広がっているであろう、卵や幼虫、さなぎや成虫を徹底的に駆除する為にはひたすら掃除しかありません。

部屋に薬を撒く事も出来ますが、卵やさなぎには効果がありません。ましてや安全の為に、猫は完全隔離しなくてはなりません。

ノミの成虫にとっては、埃やフケが餌となります。それらの掃除も徹底的に行いましょう。猫が好んで居る場所は特に念入りに掃除をしましょう。

ノミは高温多湿を好むので、ぜひ梅雨前にノミチェックは怠らない様にしたいですね。外を自由に行き来する猫にとっては、いたちごっこになり兼ねません。

完全室内飼いを目指し、清潔な空間を維持しましょう。掃除機かけはもちろんの事、拭き掃除と併用します。掃除機も吸い取った後はゴミを早めに処分しましょう。掃除機の中でノミを増やす事にもなります。

人間にも猫にも実に厄介なノミは一度見つけてしまったら、覚悟が必要ですよ!そんな事にならない為にも常日頃からノミチェックもして下さいね。

猫に付いたノミを獲るには、目の詰まったノミ取りクシが最適です。愛猫をぜひノミから守りましょう!吸血されたらそれはそれは痒いので!