近頃の猫のメタボ事情、肥満チェックとダイエット方法

猫の健康を守るのは飼い主の大切な役目です。最近の飼い猫は自分で餌を見つける事なく、十分な餌を与えてもらえるので、食っちゃ寝状態で肥満傾向の猫が増えているそうです。

可愛いくおねだりされれば、飼い主もつい、お腹空いたの?なんて、おねだりに応えてしまいたくなります。猫も安全な場所で、安心して十分な餌をもらえれば、肥満への道まっしぐらとなり兼ねませんね。

また、多頭飼いの猫の中でも食いしん坊な猫が居た場合は、他の猫の分まで横取りしてしまい、一匹は肥満、もう一匹は栄養不足なんて事にならない工夫も必要です。

それぞれの猫が適正な量を食べられる様に、別の場所で餌を与えたりするなどの対策を考えてあげましょう。療法食などを食べなくてなならない病気の猫が居る時は十分に気を付けましょう。

また、猫も歳を取ると食事量が自然と減ってくるものです。若い頃と同じようなカロリーも必要としなくなりますので、少量でも必要なカロリーが取れる餌を選ぶ様にしましょう。

また、肥満ばかりに気を取られていて、沢山食べているのに、体重が減って痩せてきている様子なら、病気の疑いもありますので、検査が必要になります。日頃から十分な観察を怠らない様にしたいですね。

これらの事を踏まえながら、肥満にさせない為の対応の前に!先ずは愛猫がどの程度、肥満傾向にあるかチェックしてみましょう。

先ずは、方法その1として、猫の適正体重を知りましょう。猫によって体格が違いますので何キロ位とは一概に言えません。

よって、子猫の時から飼っていたとすると、満1歳になった時の体重が一番、脂肪も付いていない適正体重に近いのです。この時の体重を知る事が可能なら、ぜひ適正体重としてキープしましょう。

方法その2、とにかく見て触れて、肥満チェックをする!ずばり、太っていたら見てすぐ分かるものですよね。ましてや触ったらなおの事です。

チェック箇所としては、人間でも同じですが、お腹周りです。くびれが無くて、お腹が垂れ下がっているようならかなりの肥満猫です。去勢や避妊などをするとお腹周りに脂肪が付きやすいと言われています。

その他は、肋骨や背骨を実際に触れてみましょう。見た目では分からないものですが、触れてみて明らかに肉が付き過ぎていて、骨を触れない様子なら、減量を考えましょう!

これで、愛猫が肥満だと分かってしまった場合は、飼い主としての責任として、減量!ダイエットの道のりを選ぶしかありません。

健康で長生きさせる為にも一緒に頑張るしかありませんね。しかし、急激に餌を少なくしたり、断食などは絶対にしない様にして下さい。

急激なダイエットは、小さな体の猫にはとても大きな負担となります。肝臓障害の病気の恐れなど命に関わる事もあるのです。長期計画で考える様にしましょう。

先ずは言わずもがな、食事を変えましょう。ダイエット様のフードも今は沢山ありますので、満腹感を得られながら、カロリー控えめなフードに切り替えましょう。

また、一日分の食事を細かく分けて与えてみましょう。ダイエットフードに切り替えた所で、一度に与えてしまうよりも、少量を小まめに分ける事により消化がスムーズになり脂肪の蓄積を防げる効果もあります。

さらに、食事の次は運動ですね!短い運動や遊びを、一日3回以上は飼い主として付き合ってあげましょう。1回はそんなに長くなくて良いのです。10分から15分の短い遊びに付き合ってあげる事でも効果は上がります。

猫と一緒にもしかしたら、あなたのダイエットにもなるかもしれませんので、ぜひ、肥満にさせてしまったと感じたら、一緒にダイエットしてみませんか?