猫を迎えるには、ペットショップ以外からと言う選択肢

猫を飼うと決めたなら、まずどうやって猫を入手するか?どんな種類の猫が自分と相性が良いのか?どんな猫を飼ってみたいか?色々と迷う事でしょう。

では、その猫の種類や特徴、性別について探っていきたいと思います。これらの事を知ってから自分と相性の良い猫を見極めるヒントにして下さいね。

そして、後半では、猫を取り巻く様々な問題について、深く知って頂き、猫を家族に迎える方法を慎重に選択して欲しいと心から思います。

まず、猫の種類ですが犬に比べると種類は少なく、犬が100種類以上あるのに対して、猫はせいぜい50種類位という統計結果があります。そして、犬ほど個体自体の大きさにも差がなくて、せいぜい被毛の長さの違いがある程度です。

その被毛の長さによって猫のある程度の性格の差があるのはご存知ですか?長毛種の猫はおっとりした性格の猫が多く、短毛種の猫は活動的な性格の猫が多いのです。

短毛種の猫は野生に近く、好奇心旺盛で活発であるのに対して、長毛種の猫は人の手によって品種改良されてきた経緯があるので、おっとりと穏やかであると言われています。

また、オスとメスにも性格の違いがあります。一般的に言われているのは、オスは甘えん坊でメスはクールな性格の子が多いようです。

そして、純血種と雑種にも違いがありますね。純血種はその種の性格を受け継いでいるので、性格が種によってある程度決まってきているのに対して、雑種はあらゆる気質を受け継いでいるので、性格も本当に様々であると言われています。

ここまで来ると、では毛色や模様で性格の違いが出て来るか?にも興味が湧いて来ませんか?やはり遺伝子が受け継いでいるので、ある程度、色や柄でも特徴ある性格があるようです。

しかし、環境やしつけや接し方からある程度性格も形成されるのは人と一緒なので、実際に会って触れて好みの猫を選ぶのが一番ですね。

ここまでは、どんな種類、タイプ、性別の猫を選ぶか考えて来ましたが、イメージが膨らんで来たでしょうか?猫の図鑑などを見ていると、可愛い猫が沢山いて、ワクワクする事でしょう。

しかし、私が本当に知って欲しいなと思う事があります。昨今、ペットブームの影では様々な問題が生じているのはご存知ですか?

昔ほど野良猫は見かけなくなったのですが、未だ保護される猫や飼育放棄にあった猫の殺処分数は全国で10万匹近くあると統計結果が出ています。

またその殺処分の半数はまだ幼い子猫なのだそうです。なんの為に生れてきた命なのでしょうか、考えるだけで辛くなる現実です。

最近では、この様な保護猫の譲渡会や保護猫を主に取り扱っている、猫カフェなども増えてきています。また、各地方自治でも動物愛護センターによる動物との触れ合いを通して譲渡して貰える様にもなっています。

ペットショップで好みの猫を購入するのも良いですが、もしこの様な事実を知って貰えるならば、その前に一度こう言う場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

子猫時代から飼う醍醐味もありますが、成猫はきちんとしつけられている子も居ますし、案外と飼いやすかったりします。その中で運命の出会いが見つかるかもしれませんよ。

また、最近ではどうしても一身上の都合で飼い続けられなくなった人が里親募集をインターネットを通して探しているサイトも見かけるようになりました。

猫を家族として迎える方法は本当に様々ですが、一つの選択肢としてこの様な方法があると言う事をぜひ知って下さい。私達と同じ大切なたった一つの命をぜひ救ってあげて欲しいと思います。