現代では猫も人間もストレスにさらされている時代と言って良いでしょう。見た目には豊かな時代でも、めまぐるしく変わる環境の変化に猫も人間も果たしてちゃんと付いて行けてるのでしょうか?
猫の立場になって、猫がストレスに感じる事はどんな事か、またどの様に対処してあげたら良いか、じっくり考えてみましょう!
不平不満を口にしない猫ですが、実はとても辛いストレスにさらされているかもしれません。ストレスから病気に発展しないその前にぜひ、適切な対処法を知っていきましょう!
ストレスの感じ方は猫の性格や性質によって異なります。人懐っこい猫は来客があっても平気ですが、反対に人が苦手な猫は来客がある度に逃げ隠れ、怯えているかもしれません。
我が家の猫がどんな性格なのか、飼い主がきちんと見極めて、ストレスの要因を判断してあげる事が必要になります。
では、ストレスを感じやすい猫の性格とはどんな性格でしょうか?まずは環境の変化に弱い所はありませんか?新しい品物などがあると避けたり、近寄らない敏感猫ではありませんか?
また、知らない人が来ると異常に反応して、隠れませんか?その不安からマーキング行動が激しくなる事はありませんか?
これらの項目が当てはまる様でしたら、要注意ですね!では、猫がストレスを感じる場面をストレスの低い順から高い順までチェックしてみましょう!
では、低レベルのストレスとはどんな事でしょうか?継続的に起こらず短期間で済む様な内容であれば、それほどストレスを感じない様です。
低レベルその1、留守番。案外、猫は留守番が得意の様です。寂しいのは外出する飼い主の方かもしれません。留守の際は猫が退屈しないような遊べる環境を作ってあげましょう。
低レベルその2、掃除機。掃除機の音が嫌いな猫が多い様です。逆に掃除機で吸われるのが好きな猫もいますが、嫌なら逃げる事で回避できるので、少し我慢してもらいましょう。
低レベルその3、構い過ぎ。猫はどちらかと言うと、放っておいて欲しい動物かもしれません。遊びたい幼猫時代ならいざ知らず、成猫になると、マイペースを好みます。
次なる中レベルのストレスですが、慢性的に訪れる場面に対して感じますが、ある程度繰り返される事で、慣れる事もあります。
中レベルその1、外の猫。窓から外を見るのが好きな猫に、外を自由に闊歩する猫は羨ましいと言うより、疎ましい存在です。自分の縄張りを脅かす猫が許せません。
中レベルその2、工事の音。これは人間でも嫌なものですね。ましてや、我が家の改装工事ともなれば、知らない人が出入りして、大きな音を出したりされれば、恐怖ですらありません。
中レベルその3、薬や病院。無理やり飲まされる苦い薬や嫌々連れて行かれ、何をされるか分からない病院はストレスでしかありませんね。でも、病気の場合は仕方がありませんが。
では、最大の強レベルストレスとはどんな事でしょうか?アクティブに長期に渡り猫に襲いかかる出来事が最大のストレスとなります。
強レベルその1、長期による家族の不在。猫が一番信頼して懐いていた家族がいなくなった場合に猫も不安定になってしまいます。慣れるまでに時間がかかるでしょう。
強レベルその2、相性の悪い同居猫。そもそも単独生活の猫にとって、突然現れた新参者は最大のストレスとなります。多頭飼いには十分な配慮が必要です。
強レベルその3、洋服。猫に洋服を着せてしまったら、毛繕いが出来ません。気持ちを落ち着かせる事が出来る毛繕いを妨げない様にしましょう。
いかがでしたか?仕方の無い場面もありますが、なるべく猫を尊重してストレスのない場面を作ってあげたいですね。