猫の食事は何が良い?一生を左右する食事選びの大切さ

ペットフードが豊富で安価に購入する事が出来る時代ですが、その前に基本的な事と大切な事をちゃんと知ってから猫の食事選びをしてあげて下さいね。

まず、猫にとって危険な食べ物があるのはご存知ですか?習慣的に多量に摂取を続けると危険な物や少量でも危険な物がありますので、これらの事をちゃんと理解しておくことも大事になってきます。

ではどんな物が危険と言われているのかと言いますと、まずはネギ類です。長ネギや玉ねぎやニンニクやニラなどの成分には猫の血液の赤血球を破壊してしまい、貧血や下痢などを引き起こすとも言われています。

また、ホウレンソウなどのアクの強い野菜にもシュウ酸が多い事から尿結石の原因にもなると言われています。この尿結石の別の原因の一つにはミネラル分の多い食品も良くないとされています。

ミネラル分の一種のマグネシウムを含む食品は猫が好きな煮干しや鰹節なんて物の中にも多く含まれている成分なのです。好きだからと言って多量に与えすぎると腎不全などの慢性的な病気を引き起こしやすいので注意が必要です。

また、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類なども実はあまり良いとされていません。ビタミンBを分解して神経の麻痺などを引き起こしやすいとも言われます。

そして、塩分が強い食べ物ですね。干物や人間用に味が付いたものは避けてあげて下さい。また、食べる事はないかもしれませんが、チョコレートも大変危険です。急性中毒の可能性が高いので、十分注意しましょう。

また、意外かもしれませんが、牛乳も乳糖を分解出来ずに下痢になる事がありますので、与えない方が賢明です。ここまでくると、猫が好きそうな物が全部ダメな感じに聞こえると思いますが、あまり神経質にならない事が実は一番大事なのかもしれませんね。

ほんの少量口にしてしまった程度ならあまり問題にはならないでしょう。習慣的に多量に摂取しない限りは経験上大丈夫ですよ。

私が逆に心配する食事の内容は水分量だと思います。カリカリと言われるドライフードは腐りにくいですし、管理が比較的楽なので、食事を欲しがれば、さっと手軽に与える事が出来ます。

しかし、こればかり与える事はとても危険だと思います。断然、水分量が足りないと思うからです。そもそもあまり水を沢山飲まなくても大丈夫な体質の上に水分を含まない餌ばかりではとても心配です。

十分な水と一緒に与えて下さいとあっても、飲むか飲まないかは猫次第です。なので、ウェットフードとの併用をお勧めしたいですね。これは、缶詰めタイプの食事の他に手作りと言う選択もあります。少し面倒の様な気がしますが、実は大切な事なのです。

今では多種多様なペットフードの中にはかなり粗悪な製品も含まれています。人が口にする物よりも、扱いが粗雑で規制が甘い為に、実は驚くような管理と材料で作られているペットフードなどもあるようです。

そんな物を安易に見分けられる術もなかなかないのが現状ですので、ここはぜひ!手作りの食事も加えてあげて欲しいと思います。

かく言う私も、愛猫をずっと市販のペットフードで育てたあげくに、腎臓病と心筋症と言う重い病気にさせてしまい、すべて手作りの食事に切り替えました。

最初は何を作って良いか戸惑いましたが、案外やってみると楽しく簡単なものでした。時には茹でたり、生だったり、スープにしたり、食いつきもその後の病状も良くなり、健康に過ごせました。

愛猫の健康は飼い主が守らなければなりません。ぜひ、長い目で見た時に断然違う、手作りの食事も一度考えてみて下さいね。