猫も長寿になり、介護が必要な時代になりました。猫も人間も双方にとってより良い介護の方法があるのでしょうか?介護の心構えは人間の介護にも通じます。大切な3つの心構えを知り介護に臨みましょう。
小さな命を預かる前に、先ずは大きな責任と覚悟を持とう

ペットブームが続いている現代、飼育環境やペットフードの栄養の向上などから、長寿ペットが増えています。そして、室内飼いも推奨されているとなるとペットの平均寿命は犬で14歳、猫で16歳とも言われています。
今や、ペットは家族の大事な一員で、飼う事によって癒しや活力を与えてくれる大事な存在となるのは知っての通り!テレビやCMでも可愛い犬や猫の映像を見ない日はないですよね。
しかし!先に述べた通り15年以上も長生きする現代で、その長い期間ちゃんと愛情を持って、健康管理を行い飼育出来る覚悟があるかが一番大事になってくると思います。
最初は、ただただ可愛いからと言って飼い始めても、病気や老い、長寿になる事によって今ではペットでも認知症なんて言葉も聞くようになりました。ペットの介護なんて事にもなるかもしれません。
脅かす様な事ばかり言ってしまいましたが、大切な命を預かると言う事をちゃんと理解する事で、こんなはずじゃなかった、とならない様にして欲しいと思うからなのです。
可愛いペットとの暮らしは何よりも深い愛情の結びつき、無償の愛と言うものを学び、素晴らしい経験となるでしょう。
ペットロスにならない為に、知っておきたい事
家族の様な存在となるペットですが、寿命は当然あり、人間よりもそれは遥かに短く、気付けばいつの間にか自分よりも年老いているなんて事に、気付く日があります。いつまでもずっと傍にいてくれる存在ではありません。
子供の様に可愛がり、過剰な愛情を持って接しすぎるあまりに、気が付いたら依存症になってしまっているなんて事もよく聞きますね。まだまだ元気な内から、居なくなる事を想像しただけで、涙がにじむなんて事が私にもよくありました。
猫の成長のピークは個体差もありますが、7歳頃をピークにシニア期に入ります。寿命を15歳と仮定したとしても、一生の半分以上がシニア期となると言う事は、年老いた猫との暮らしがとても長い事が分かりますね。
そうは言っても、まだまだ元気いっぱいな猫ちゃんは沢山居て、本当に覚悟が始まるのは、もう少し先だと考えても良いでしょう。しかし、日頃の管理が老後に大きな差を生じてしまうので、この頃から老化を意識したケアを考えてあげて下さいね。
人でも動物でも同じ事が言えるのですが、どんなに最善を尽くしても必ず後悔の気持ちが湧いてくるものです。もっとこうしてあげるべきだった、あの時こうしていれば、と思う気持ちは必ず残るのものです。
そうならない為にも、十分に悲しむ期間を設けて下さいね。そして、いざと言う時に慌てない様に、元気な内からどう弔うか家族とも話しておく事をお勧めします。そして、強く思って下さい。どんな存在にも必ず使命があって、この子は天寿をまっとうして旅立って行ったのだと。
猫を迎える事に少し臆病になってしまいましたか?いえ大丈夫ですよ!猫は実に自由で華麗に私達が慌ただしい日常を送る中で忘れてしまいがちな大切な事を沢山教えてくれる素晴らしい存在になります。 猫と暮らし、猫心を知りその素晴らしい経験を身をもって感じて下さいね。