いつの間にか年上?猫の年齢の数え方

猫の平均寿命は年々延びていると言われていて、最近では完全室内飼いなら、平均15年と言われていて、もちろんそれ以上長生きする猫は沢山いるようです。

ギネス記録でも34年、人間で例えるなら152歳と言う記録があるそうです。しかし、この記録も年々更新されつつあるようですし、記録として登録の無い事例ではもっと長寿の猫も沢山いる様子です。

子猫から飼い始めても、気付けば自分より年上になってしまうペットですが、猫の年齢とはどんな風に数えるのでしょうか?またそれを知る事によって見た目は変わらなくとも、確実に歳を重ねている訳ですので、その年齢にふさわしいケアが不可欠となります。

健康で長生きをしてもらう為に、飼い主がきちんと猫の成長期を知り、それに応じた、お世話や食事や環境、病気予防などに気を配る為にも、きちんと把握しておきましょう。

猫の年代は大きく分けると、3つに分けられます。誕生から1年までの間が子猫期で、1年から7年位までが成猫期、それ以降はシニア期と言われます。

平均寿命15年から見ても、猫は一生の半分以上がシニア期となりますね。シニア期を健康で元気に過ごす為にも元気の良い、子猫期や成猫期のお世話がとても重要なポイントになるようです。

では、人間の年齢に当てはめて考えるとするならばどうなるのでしょうか?我が家の猫は一体何歳くらいなのか?調べてみましょう。

まず、猫が生後1ヵ月で人は1歳、2ヵ月で3歳、3ヵ月で5歳、6ヵ月で9歳、9ヵ月で13歳、1年で17歳、だいたい1年でほぼ成猫の成長が完成される様で、1年半で人で言う20歳となります。

それ以降1年毎に人で言う4歳づつ歳をとるようですので、5年で36歳、10年で56歳、15年で76歳、20年で96歳と数えられます。猫の年齢の計算式も色々あるようですが、どれもだいたい数歳の誤差はありますが、正確な定義はないので、どれで見てもだいたい同じなので、どれを参考にしても間違いではないようです。

上記の様な、年齢の換算を計算式にすると、24+(猫の年齢-2年)×4=人間に当てはめた年齢が算出出来ます。自分の猫が今、どれくらいの年齢期に達しているか知りたい時はぜひ、覚えておいて、計算して見て下さい。

あなたの猫ちゃんは人間で言うと何歳でしたか?思ったより歳をとっていた!歳なのに思ったより元気だ!と様々だったと思います。

猫も人も同じですが、シニア期の中でも超高齢期にさしかかると、1年もしくは半年の短いスパンにも関わらず、衰えが激しくなってきます。15年に近づくあたりからは、すっかり動きが鈍くなり被毛の艶もなくなり、毛繕いもおろそかになってきます。

しかし、15年を過ぎた猫は見た目は衰えても、勘が冴えわたり、霊力を身につける存在とも言われたりします。さしずめ妖怪お猫様でしょうか?しっぽが二股に分かれて、喋りだすかもしれませんよ!

けれど、気が付けば、生れたての子猫を母猫代わりに育て上げたと言う経験も遠い昔の思い出のごとく、自分より歳をとって、ヨボヨボした猫を見るのは寂しいものです。

ペットは人よりも寿命が短いと分かっていても、現実となると心がざわつくものです。しかし、高齢期に差し掛かったら飼い主として覚悟せねばまりません。

いつの間にか年上になった、愛猫に敬意を込めて、お世話をしてあげて下さいね。そして、大切な時間を共に過ごしましょう。