いつでも抜けちゃう猫の抜け毛のより良い対処方法とは

猫を飼った事のある人ならば、猫の毛に悩んでいますか?と聞かれれば、はい!何か良い方法はありませんか?と大半の人が答える事でしょう。

今は生活環境が整い、四季はあれど安定した温度設定の中で快適な暮らしを送る猫たちは、一年中その毛が抜けるのです!

猫には短毛種と長毛種がいますが、実は短毛種の方が抜けやすいとも言われています。しかし、長毛種に限っては猫だけの毛繕いでは間に合わず、人の手入れなくしては大変な事になります。

猫の被毛の特徴を観察しながら、適切な対応と裏技を幾つか、ご紹介したいと思います。抜けるめく猫の被毛の世界へようこそ!

猫の抜け毛が多くなるのは、通常は大きな季節の変わり目の春と秋です。換毛期と言って、毛の抜け変わりの時期になります。

冬の間に増えた毛が、暖かくなる春に抜けるので、他の季節より多く感じるかもしれません。しかし、先に述べた通り毛は一年中抜けます。

猫の毛は大まかに説明すると、二つに分けられます。上毛と呼ばれるオーバーコートは長くて太く粗い毛です。また下毛と呼ばれるアンダーコートは細く短く綿毛の様に柔らかい毛です。

この2種類の毛が合わさっているタイプをダブルコートと呼び、1種類だけの毛はシングルコートと呼ばれます。暖かい土地が原産の猫はシングルコート、寒い土地が原産の猫はダブルコートが多いですね。

よって、ダブルコートタイプの猫の抜け毛が多く、アンダーコートがフワフワと柔らかいので、抜けると張り付いて取れにくい厄介な毛なのです。

また、毛色によっても抜け毛の量が違うと言う話は聞いた事はありませんか?シルバー色の猫が一番抜けやすく、逆に縞模様の猫は抜け毛が少ないそうです。

これには、遺伝要素も絡んでいて、抜けやすいシルバー色の猫はアンダーコートが細くて密度が高いせいだとされています。確かに遺伝によって毛の特徴が受け継がれるので、こう言う事もあるでしょう。

では!そんな頑固な抜け毛の処理方法をいくつかご紹介しましょう。このダブルコートの猫を長年飼い続けてきた、私の秘策方法です。

まず!シンプルに日頃のケアはかかせません。あまりにストレート過ぎてがっかりするかもしれませんが、これに尽きます。

そして、身の回りに関しては、毛の付きやすい服は避けるしかありません。また、毛が目立ちやすい黒い服なども極力減らすか、素材はサラリと毛が付かない物を選びましょう。

また、コロコロと呼ばれる粘着テープは必須です。いつでもどこでも、このコロコロの存在は手放せません。ガムテープよりも便利です。

また、絨毯などにも毛が付くと取りにくいので、できればカバーを掛けたり、また、ゴム手袋などで擦ると取れやすくなります。それでも困難なら、いっそのこと、無くすしかありません。

また、空気清浄機を利用したり、いつでも取り出せる様に小型掃除機をセットしておいたり、フローリングはスプレーなどで湿らせてから拭くと毛が取りやすいです。

抜ける前に処理をするか、抜けてから処理をするか、どちらに力を入れるかにもよりますが、やはり日頃の小まめなケアをお勧めしたいです。

ブラッシングやシャンプーに慣れさせる事は、猫の健康チェックにもなります。また、人間と猫の住環境においても、清潔にする事が大切です。

抜け毛を放置しておくと、ダニなどが増えますし、一緒に落ちる猫のフケから起こる、アレルギーにもなりかねません。猫が好きなのに猫アレルギーになりたくないですよね。

つまり、一番の抜け毛対策とは!猫のケアと毎日の掃除に尽きます。ぜひ、快適な猫との暮らしの為にこれだけは心しておきましょう。何と言ってもアナタと猫の為なのですから!